ダニエル・e・リーバーマン

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人体600万年史 下

ダニエル・e・リーバーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152095664
ISBN 10 : 4152095660
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヒトが抱える現在・未来の問題を解く鍵は進化史の過去にあり。

目次 : 第2部 農業と産業革命(承前)(失われた楽園?―農民となったことのありがたさと愚かさ/ モダン・タイムス、モダン・ボディ―産業化時代の人間の健康のパラドックス)/ 第3部 現在、そして未来(過剰の悪循環―なぜエネルギーを摂りすぎると病気になるのか/ 廃用性の病―なぜ使わないとなくなってしまうのか/ 新しさと快適さの隠れた危険―なぜ日常的なイノベーションが有害なのか/ 本当の適者生存―人間の身体にとってのよりよい未来を切り開くため、進化の論理はどのように役立てられるのか)

【著者紹介】
ダニエル・E.リーバーマン : ハーバード大学人類進化生物学教授、同大エドウィン・M・ラーナー21世記念生物学教授。“ネイチャー”“サイエンス”誌を初めとする専門誌に100以上の論文を寄稿。ヒトの頭部と「走る能力」の進化を専門とし、靴を履かずに走る「裸足への回帰」を提唱、「裸足の教授」と呼ばれる

塩原通緒 : 翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヨクト

    面白かった。下巻は人類の進化史を踏まえた上で、現代の環境とのミスマッチの現状を分析。かつてはほとんど見られなかったが、近代において問題となっている肥満、糖尿病、骨粗鬆症、近視、アレルギーといった内容について。エネルギーの過剰摂取と慢性的な運動不足が、現代人を蝕む。関係ないですが、最近ぼくの読書量が落ちてきているのは、仕事が忙しいのと、スポーツジムに通いだしたためです。

  • zirou1984

    下巻は更に面白い。「なぜ人はダイエットにこんなにも失敗するのか?」を人体600万年の視点から解き明かしていく語りには快楽すら感じられる、最高の健康啓発本。人類の肉体は何百年もかけた旧石器時代へ適応されたままであり、約300世代前に誕生した農業革命、そして300年前からの産業革命による生活にはミスマッチを孕んでいる。そして文化は遺伝子よりも早く進化を進め、遺伝子は繁殖を終えた肉体には冷淡だ。「つまりどう見ても、人間はたっぷり脂肪を蓄えることに適応している」という悲しい事実の先に、驚きの見地が待っている。

  • tama

    図書館本 続きで いやー読んだ読んだ。農業始めて罹りだした病気に人体が対抗できる遺伝子変異が結構ある!筆者の祖父さんはポグロムを逃れてUSAに渡り学校に通って医者になったが、医者をやってた時期に乳幼児死亡率が1/10に激減した。仕事を誇りに思うのは当然だなぁ。今の食べ物は「工業製品」。2000年までの15年間にUSAでの「糖と菓子の価格は25%、油脂類は40%、炭酸飲料は60%安くなっている」太らないわけがない!現在食糧不足の人口は8億、過体重肥満は16億!「フルーツジュースはしょせんジャンクフード」。げ

  • ネロ

    進化生物学の視点から現代の病気がなぜ存在するのかを考察していく。下巻では農業革命と産業革命を経て現代へ。上巻で見てきた様に、人類は狩猟採集と飢餓に適応した生き物。自然選択によって身体を動かすことと飢餓の環境に適応し、身体が進化し生き残ってきた。しかし農業革命以来、様々なミスマッチ病が現れ始める。虫歯、アレルギー、骨粗鬆症、乳がん、扁平足。椅子に座る、靴を履く、砂糖を摂るなど普通であたり前のことが実は身体には有害であり、快適で便利は健康と結び付いてはいない。親より長生きできない初めての世代が迫っている。

  • Tui

    上巻に続き、進化ミスマッチ仮説が展開されます。U型糖尿病や骨粗鬆症をはじめとした病気の多くは、著者によると‘文化的進化’によって引き起こされているとのこと。ならば、その解決も文化的進化によって可能ではないかと期待を寄せています。これは、進化学的に人の身体の造りを理解し、身体に合った生活習慣や社会環境づくりを目指してゆくという考え方。要は、医学だけじゃ限界あるでしょ?ってことですね。未病の概念と合わせて提案すれば、かなり広まるんじゃないかな。

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