ダニエル・ジェイムズ・ブラウン

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ヒトラーのオリンピックに挑め 下 若者たちがボートに託した夢 ハヤカワ文庫

ダニエル・ジェイムズ・ブラウン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504717
ISBN 10 : 4150504717
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森内薫 ,  

Content Description

ジョー・ランツら9人のクルーはスランプにおちいっていた。皆の心はバラバラ、オールの運びは乱れていた。鬼コーチは厳しい特訓を課し、ボート職人は仲間の大切さを説く。心をひとつにした彼らは並みいる強豪を抑え全米代表に選ばれる。ベルリンではヒトラーが威信をかけ五輪の準備を進めていた。決戦の地でジョーたちを待ち受けていたのは…全米220万部を突破したスポーツ・ノンフィクションの傑作。

目次 : 第3部 ほんとうに大切なこと 一九三五年(承前)(グランドクーリーダムにて/ ドイツの変化)/ 第4部 神の域に 一九三六年(悲願の代表クルー入り/ 逆転/ アメリカ代表クルー/ 巨大な幻影 ベルリン・オリンピック開会式/ 窮地/ ゴールライン/ 九人の栄光)

【著者紹介】
ダニエル・ジェイムズ・ブラウン : サンフランシスコで育ち、ディアブロ・ヴァレー・カレッジ、UCバークレー校、同大学ロサンゼルス校に学ぶ。サンノゼ州立大学、スタンフォード大学で教鞭を執ったのち、ノンフィクションライターに。『ヒトラーのオリンピックに挑め―若者たちがボートに託した夢』は“ニューヨーク・タイムズ”のNo.1ベストセラーになり220万部を超える売り上げを記録。全米書店協会インディーズ・チョイス・アダルト・ノンフィクション・ブック・オブ・ザ・イヤーほか受賞も多く、映画化が決定している

森内薫 : 上智大学外国語学部フランス語学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はたっぴ

    オリンピック観戦中に何度も「頑張れ!行けー!」と叫ぶ瞬間があったが、この本にもどれほど心臓が震えたことだろう。ボート競技の奥深さ、レースの緻密さに魅入り、孤独なジョーがボートを通して掴んだ、仲間との血の通った友情に目頭が熱くなった。ヒトラーが世界を欺くために開催したオリンピックに、純白な心で臨んだ若者達。戦争前の緊迫したお国事情に飲み込まれることなく奇跡を起こしたチームに感極まる。選手もコーチも神業ボート職人も、登場した全ての人が殿堂入りとなった伝説を貪るように読み進め、もう一つのオリンピックを楽しんだ。

  • naoっぴ

    清々しいスポーツノンフィクション小説。下巻ではボート競技を勝ち進むアメリカワシントン大のジョーはじめ選手たちの頑張りと成長に目が離せず、一気読み。合間にはナチスのユダヤ迫害やベルリンオリンピックのヒトラーやゲッペルスのエピソードが盛り込まれ飽きさせない。タイトルからアメリカには打倒ヒトラーの思いでもあったのかと思ったが、むしろ秩序正しく演出されたオリンピックをみてナチスドイツに好印象を持っていたのが興味深いし、それがナチスの思惑通りだったのが怖いところ。純粋なスポーツの熱気と興奮を楽しんだ。満足。

  • akio

    素晴らしい本でした。ボート競技を通して自らを研鑽していく若者たちの姿に胸が熱くなります。それを支え、導く周囲の頼もしさと暖かさ。そんな人間ドラマとしての魅力に加え、手に汗握るレースの描写が物凄い引力を放って、栄光の瞬間は涙無くしては読めませんでした。レース後にジョーが一晩中噛み締めていたメダル以上のものは、本書とボート競技の尊さが凝縮したものに他ならず、あの苦難の少年がなんて大きなものを手に入れたのかと誇らしさに奮えます。読んで良かったです。映画もぜひ観たいと思います。

  • ラムネ

    「ヒトラーのオリンピックに挑め」というと、 政治的な主張を想像するけれど、 アメリカ選手にそうした意識はない。 大歓迎のドイツ国民にむしろ好感を抱きながら、 純粋にボートに勝つことに専念する。 著書は若者たちに見えていない、 ナチスの思惑や行いを挟み込む。 若者たちは正義のために戦ったわけではないが、 振り返ってみた時、彼らの勝利は、 結果的にヒトラーへの強烈な一撃となった。

  • Nobuyuki Tsuji

    UCバークレーとの死闘、ボキプシーでの数々のレース、そしてベルリンでの凄いレースと、レースシーンの描写が臨場感抜群。コックスのモックは凄い。。。このクルーの勝ち方、1981、1982年の全日本選手権を勝った東大のエイトを彷彿とさせます。このベルリンオリンピックにも先輩達が出漕していたことをこの本で知り、二度びっくりでした。満足感いっぱいの読書でした!

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