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これが見納め 絶滅危惧の生きものたちに会いに行く(仮)河出文庫

ダグラス・アダムス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467689
ISBN 10 : 4309467687
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ニュージーランドのカカポ、旧ザイールのキタシロサイ、インドネシアのコモドオオトカゲ…。『銀河ヒッチハイク・ガイド』のダグラス・アダムスと著名な動物学者のマーク・カーワディンが、絶滅危惧種に会いに旅に出た!予期せぬことだらけの旅路を極上のユーモアで綴り、消えゆく動物の現実を鋭くも温かい眼差しで描き出す。自然がますます愛おしくなる、大傑作ルポルタージュ!

目次 : 棒切れテクノロジー/ ここにチキンあり/ 豹皮のピルボックス帽/ 夜の鼓動/ 盲目的恐怖/ まれか、ややまれか/ 灰をかきまわす

【著者紹介】
ダグラス・アダムス : 1952‐2001年。英国の脚本家・作家。1978年BBCラジオドラマ「銀河ヒッチハイク・ガイド」の脚本を執筆。翌年、小説化し大ベストセラーになった

マーク・カーワディン : 英国の動物学者。TV・ラジオなどのメディア出演を通じて、自然保護活動に取り組んでいる

安原和見 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • one_shot

    読み友さんより。「銀河ヒッチハイクガイド」の作者ダグラスアダムスが、絶滅の危機に瀕している動物たちと会うために、英国の動物学者カールと一緒に世界を周る旅の顛末。作者の軽妙な文章で大いに笑わせてくれるが、現地の動物保護問題の深刻さはその国の空港の通関の出鱈目さに比例するようである。ここに名前の上がったすべての動物に幸あれ…特にニュージーランドの飛べない太っちょ、カカポに幸あれ。

  • Sakie

    SF作家が動物学者と絶滅危惧種を見るために僻地へ旅する企画。この作家とは銀河ヒッチハイクシリーズの著者で、R・ドーキンスが親密な序文を寄せるのも肯ける傑作だ。独特のユーモアは読者を面白がらせるだけに留まらない。脱線のようでいて、ぐるっと周って人間の愚かさを横から蹴り飛ばす。そして、奥深い自然の中で動物に遭遇したときの、1対1の個として圧倒される素直な感慨はなにものにも替えがたい。自然との対峙のしかたとか、他生物と共存する世界の豊かさ、そのためにこそ活きる人類の知恵も希少動物同様、加速度的に喪っているのだ。

  • ローレンツ🐾

    本書が初めて刊行されたのが1990年。今から30年も前。そのころにはすでに危惧種となっていた野生動物たち。それぞれの生息域に実際に会いに行く著者と動物学者の旅談。1990年当時はまだ生息していたものの【キタシロサイ】と【ヨウスコウカワイルカ】は野生での絶滅となってしまった。絶滅危惧種の野生動物たちは現地の極少数の努力を惜しまないヒーローたちの手で守られているが、その他大勢のクソみたいな人間たちによって危機的状況はなかなか改善されない。すべての動植物は綿密に繋がっている。皆が読むべき最良の書。

  • (ま)

    イギリス流のユーモア・諧謔に溢れた文明批評ルポ 人類の愚かさが...

  • じぇろポーta

    面白うてやがて悲しき絶滅(寸前)動物紀行。銀河ヒッチハイクガイドで知られるユーモアSF作家だけあって文章がもう抜群に面白い。天安門事件の一年前の中国ルポなど今の経済発展したメガシティ以前の懐かしい姿を巧みに描写しててめちゃ読ませる。しかし希望を感じさせて終わる中国(カワイルカ)編もその後絶滅が(ほぼ)確定していたり、なかなか複雑な読後感。キタシロサイも(野生状態の個体は)絶滅してるしな…。対してカカポは200羽近くまで増えていたりと保護活動が成果を上げているところもあるのが僅かに救いを感じさせる。

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