タンスマン:管楽器のための協奏曲集
ポーランドに生まれ、パリで生活し、アメリカへ亡命した作曲家アレクサンドル・タンスマン。パリではフランス六人組と交流を持ち、アメリカでは亡命中のシェーンベルクの影響を受け、戦後はポーランドの民族音楽を追求したという、様々なスタイルを併せ持つ作品を書いたことで知られています。このアルバムに収録された作品は、どれも1950年代から1960年代に書かれた管楽器のための曲で、回想的な雰囲気の中に、彼が身に着けてきた音楽語法とスタイルの変遷が織り込まれています。洗練されたフランス音楽、ストラヴィンスキーの荒々しさ、時にはジャズなどが、決して陳腐になることはなく、作品の中で見事に溶け合っています。(輸入元情報)
【収録情報】
タンスマン:
1. オーボエと室内オーケストラのための組曲
2. クラリネットとオーケストラのための小協奏曲
3. オーボエ、クラリネットと弦楽合奏のための小協奏曲
4. オーケストラと弦楽合奏のためのアダージョ
ディエゴ・ディーニ=チアッチ(オーボエ)
ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)
マルタ・フィルハーモニー管弦楽団
ブライアン・シェンブリ(指揮)
録音時期:2016年
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)