百戦錬磨の父ヤルヴィとモルドコヴィチ、
タネーエフ&リムスキーで揃い踏み!
シャンドスのロシア音楽の歴史を築き上げてきた2人の巨星、ネーメ・ヤルヴィとリディア・モルドコヴィチ。
『ニーベルングの指輪〜オーケストラル・アドヴェンチャー』(ヤルヴィ)、『バツェヴィチ&エネスコのソナタ集』(モルドコヴィチ)で久々にシャンドスへの復活を果たした百戦錬磨のベテラン・コンビによる期待の最新作は、タネーエフ&リムスキー=コルサコフのロシアン・プログラム!
名匠レオポルド・アウアーに献呈され、オイストラフの演奏でその存在を知られるタネーエフの「協奏的組曲」。特にヴァイオリンとオーケストラの見事なバランスは対位法の権威としての手腕が見事に発揮されたものであり、交響曲と並ぶタネーエフの代表作の1つとして高い評価を受けています。また19世紀ロシアで生まれた「ヴァイオリンのための協奏作品」の魅力を伝えるこの作品集には、叔父であるアレクサンドル・タネーエフの師であり、自身の理解者でもあったリムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による幻想曲」をカップリング。
ここはやはりなんといってもオイストラフを師に持つモルドコヴィチとエストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィの灼熱コンビ。代表作ショスタコーヴィチ(CHAN8820)、プロコフィエフ(CHAN8709)、ハチャトゥリアン(CHAN9866)を上回る凄演に期待です。(東京エムプラス)
・タネーエフ:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的組曲
・リムスキー=コルサコフ:ロシアの主題による協奏的幻想曲 Op.33
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル交響楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)