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まだ見ぬソール・ライター The Unseen Saul Leiter

Saul Leiter

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861528903
ISBN 10 : 4861528909
Format
Books
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

何の変哲も無いものを写して
そのなかに“特別な何か”を見つけるのが好きなのです
—ソール・ライター

アトリエに遺された未発表スライドから厳選
全世界同時刊行


青幻舎が、日本初の写真集『ソール・ライターのすべて』を刊行してから5年、本書は19刷を重ねるロングセラーとなり、欧米およびアジア圏の国で刊行されるという、アート本としては驚異的展開となりました。
『ソール・ライターのすべて』では、仕事としての「ファッション写真」、極めてプライベートなモノクロ「ヌード写真」、そして「ストリート・フォト」の3つの柱としてソールの全体像を伝えましたが、ソールの真骨頂はなんといっても「ストリート・フォト」といえるでしょう。

2013年、ソールは亡くなる直前、ギャラリストとして晩年深く親交したマーギット・アーブに自分の作品を託しました。その後、マーギットは夫であるマイケルとともにソール・ライター財団を設立。最大の優先課題として取り組んだのが、アトリエに無造作に遺されたままになっていた数万点に及ぶ膨大な数のカラースライドを、デジタル化する「スライド・プロジェクト」でした。剥き出しのままになっていたり、箱と中身が違っていたり、整理は難航を極めながらも財団スタッフと協力者の情熱に支えられ、約10年の歳月を経て、その成果として本書の刊行に結実しました。

青幻舎は、全貌を伝えた『ソール・ライターのすべて』に続き、未公開の「ストリート・フォト」を収録する『まだ見ぬソール・ライター』を上梓いたします。本書は、厳選された「ストリート・フォト」とともに、プロジェクトの経緯で発見された新事実をはじめソールの思考と技術の秘密に迫るエッセイ、アーカイブデータを収録しています。
ソールのこれまでの作品集で最大サイズ(A4変型)となる本書で、日常の景色を“一幅の絵画”に変えてしまう、ソールの色彩と構図の妙をご堪能いただけましたら幸いです。

本書は、世界6カ国語に翻訳され同時刊行されます。

*発売日は予定のため変更の可能性がございます。


《著者情報》
ソール・ライター
1923年、米ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。1940年代、絵画のようなカラー写真の先駆者として、また「ヴォーグ」「ハーパーズ・バザー」などの有名ファッション誌の写真家として活躍した。その後2006年、ドイツのシュタイデル社から初の写真集『Early Color』が刊行されると、1940年代後半にしてすでにカラー写真を極めていたその才能に広く注目が集まるようになる。2013年に死去。没後、世界中の美術館で展覧会が開催され、写真集『ソール・ライターのすべて』(青幻舎)など多数出版される。

マーギット・アーブ
ソール・ライター財団の創設者でありディレクター。1996年からライターが亡くなる2013年まで、ハワード・グリーンバーグ・ギャラリーにてライターのエージェントを務めながら、公私にわたり深く交流。これまで『Early Color』、『In My Room』(シュタイデル社)、『ソール・ライターのすべて』をはじめとする、生前から没後にいたるすべてのソール・ライター作品集の編集に携わる。現在は、夫であり共同ディレクターのマイケル・パリーロとともに、ライターが生前に使用していたニューヨークのイースト・ヴィレッジのアトリエに保管されている膨大なアーカイブの維持管理を行っている。

マイケル・パリーロ
ソール・ライター財団の共同ディレクター。編集者及び音楽やライフスタイル関連のジャーナリストとして20年のキャリアを経たのち、2015年に財団加入。『ソール・ライターのすべて』、『ファッション・アイ:ニューヨーク編』(ルイ・ヴィトン)、『In My Room』など、多くのライター関連書籍の編集に携わっている。また、短編映像『Seeing Is a Neglected Enterprise: The Saul Leiter Foundation』(2016)の製作総指揮を務めた。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コットン

    今回は木やポールや構造物やバスなど縦に分断したり横に分断したりしたレイアウトが多いのは意図的なのだろうが、かえってそれが瞬間を捉えている実感をもつ。いずれにしても時代の雰囲気さえ伝わるような良い写真だ。

  • keroppi

    未公開だったソール・ライターの写真を発掘し写真集として発行したもの。まぎれもなくソール・ライター。雨に濡れたニューヨークや極端な遠景と近景の組み合わせ、そして、赤い服。そこに佇む人々には、何かドラマがあるような。まだまだ埋もれた作品があるようだ。見てみたい。

  • momogaga

    ニューヨークに降りしきった雪の写真。もっともっとソール・ライターに触れたくなりました。

  • tsu55

    ソールライターの没後、ソールライター財団に残された未発表の作品の中から選んでまとめたもの。スタイリッシュな構図と、何とも言えない味わい深い色合いが素敵だ。カラーフィルムは、経年変化で退色してしまう(コダクロームは比較的退色し難いらしいが)。財団は、作品をデジタル化する作業をしているそうだけれど、退色が進まないうちになんとか「ソールライターの色」を残してほしいな、と思う。

  • 北風

    本屋で見かけて思わず買ってしまった。西洋絵画も好きだけど、写真もいいな。どっちもセンスがないから、自分でやるには……。でも、写真だったら勉強すれば少しは……。 ソール・ライターはNYの街の雨のシーンが印象的。小説でも絵画でも描かれることのない街の一瞬のなんでもない1シーンが切り取られる。ピント合わせにも特徴がある。って、言うほど写真家の写真見てないんだけど。ソール・ライターの写真は一瞬で引き込まれる。でもそのシーンはすぐにどこかへ消えてしまう。だから、何度も振り返るようにページを捲ってしまう。

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