ソースティン・ヴェブレン

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有閑階級の理論増補新訂版 講談社学術文庫

ソースティン・ヴェブレン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062923088
ISBN 10 : 4062923084
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

産業消費社会の格差構造を、有史以来存在する「有閑階級」をキーワードに抉り出す。社会経済学の名著を易しい訳文と充実の注で読む。

【著者紹介】
ソースティン・ヴェブレン : 1857‐1929。アメリカの経済学者・社会学者。制度派経済学の創始者

高哲男 : 1947年生まれ。九州大学経済学部卒業。九州大学名誉教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ころこ

    モノ作りの効率性や効用の最大化による功利主義的な経済人のモデルではなく、有閑階級の発生と彼らによる顕示的な消費と思考習慣、それらが中流階級、下流階級にも広がったことが経済の発展として理解されたという。経済の全体を論じるには無理があるが、人類学的な読み替えは有効だ。消費社会を予言したといえば見事に当てはまる。要はモノの見方の変化に着目していて、極端に言えば経済には実質は無いことになる。ノルウェーからの移民の子で、不遇だったが転機となった前後に書かれた本だ。

  • ちゅん

    ほとんどの経済的活動は顕示的消費という枠からぬけれないのですね。古典派経済学が占める19世紀のアメリカ。ヴェブレンの主張は奇抜だったのかもしれませんが、普遍的かと思います。

  • ががが

    有閑階級、英語だとLeisure Classとなるこの社会的集団は、本来人が生きるのに必要であるお金を、自分が特権的であることをアピールするために消費する存在である。現代社会においては、我々のほとんどがこの階級と同じ論理でものを消費している。ブランド衣装やスポーツ観戦の意義、時間と労力をかけて培われて涵養される特殊な技術や教養までもを一貫した論理で説明する筆致に私たちの経済活動の深層を照らされているような気になる。後半は「顕示的」という言葉をキーに読んでいったが、後半の数章は理解が難しかった。

  • ぽん教授(非実在系)

    今で言うところのマウンティングの話。プラグマティズムのいうところの有用性でばっさりと見せびらかし消費やちやほやを切り捨てまくるヴェブレンは、自らある種の宿命めいた立場に自覚的に置いて戦い続けようとしている。今で言うところのウェイな方々への本能的嫌悪をいたりところから感じさせる苦労人の鑑である。大衆の反逆と見せびらかし消費が氾濫する現代は残念ながらヴェブレンの戦いもむなしくよりひどい状態であり、今でこそ読まれるべきである。

  • かずい

    120年ほど前に書かれた本。ボリュームがあり考察が長く何について論じていたか迷うことあり。有閑階級を資産の蓄積で生じた階級。装飾品や宗教文化産業などから考察。12章の有閑階級と下層階級の違いに「産業に思考習慣を適応できなく栄養不良、現代的見方や慣れることの機会の欠如などであり、身につけることによって貧困から脱出できるのではと思う。国や時代の違いはあれ、読み継がれている面はある。

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