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ホワイト・ティース 上 中公文庫

ゼイディー・スミス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122070820
ISBN 10 : 4122070821
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロンドン下町出身の優柔不断な中年男・アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きムスリム・サマード。第二次大戦で親友になったふたりは、ロンドンで新たな人生を模索する。ジャマイカ系の若い妻を迎えたアーチーと、故郷からやってきた妻と家庭を築いたサマードが直面する移民家族の波瀾万丈を、知的でユーラスに描いた傑作長篇小説。全二巻。

【著者紹介】
ゼイディー・スミス : 1975年、ロンドン生まれ。父はイギリス人、母はジャマイカ人。2000年、『ホワイト・ティース』を発表し、ウィットブレッド賞処女長篇小説賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞などを受賞。英語圏文学界の寵児となる。移民や人種の問題、階級や世代などによる社会の分断や格差を描いた小説とともに、批評やエッセイも高く評価されている。その他の著作に長篇小説『美について』(ブッカー賞最終候補、オレンジ賞受賞)、エッセイ集『Feel Free』(全米批評家協会賞受賞)など

小竹由美子 : 1954年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんやん

    21世紀のディケンズ、24歳のデビュー作。ケンブリッジ在学中、出版社で争奪戦が起こったとか。戦時中に友情を結んだ英国人アーチーとバングラデシュ移民サマード、冴えない二人の結婚生活と、次の世代を描く。なんだか方向性がよくわからないドタバタ喜劇のようで、ポンポンと軽快に言葉が飛び出してくるのは、長編小説よりも、シットコムに相応しいような。人種ネタ、宗教ネタ、下ネタが多いしね。ジョン・アーヴィング(ディケンズ好き)の影響を感じるけど、感傷を排しあくまでドライなのは、おっさん達を滑稽視してるから。

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

    イギリスの二つの家族。ぱっとしない市民だがあまりの一生懸命さに、生きていたらそれでOKというしぶとさや気楽さを感じる。下巻へごー!

  • しゅー

    ★★おお、今どき珍しい「神の視点」での語り。これぞストロング▪スタイルの「小説」だ!とテンションが上がってしまった。今どきと書いたものの、書かれた年代はそんなに新しくないのね。英国で暮らす移民たちのドタバタ劇。途中から井上ひさしの作品も連想してしまった。後半が少し下世話な感じになってきて、ちょっと飽きてきた。下巻、どうしようかな。

  • まこ

    普通に差別丸出し、スラングなセリフが飛び交い、主役コンビ筆頭にこの時代では当たり前のことなんだ。それがユーモアとなりムカつきがない。アーチーパートの人種を超えた助け合いと些細なことで立場が変わること。サマードと子どもたちは、元の文化が違っていて移民の苦労が感じられるが。息子にムスリムを押し付けるのは後々良くないことが起きそう。つか、もう起きてないか。

  • バナナフィッシュ。

    人種問題、家庭問題、移民問題はあるのだろうけれど、あまり気にせずスイスイ読める。一つ一つのエピソードが澱みなく続き読みやすい。

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