秘密にしていたこと

セレステ・イング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908184376
ISBN 10 : 4908184372
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;19

内容詳細

もっと話せばよかった…。時代を超えて読みたい家族の物語。

【著者紹介】
セレステ・イング : 1980年ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれ、10歳からオハイオ州シェイカー・ハイツにて、科学者の両親のもとで育つ。ハーバード大学を卒業し、ミシガン大学の創作科でMFA(Master of Fine Arts)を取得。在学中に書いた短編小説でホップウッド賞を受賞。『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』をはじめ多くの雑誌や新聞に小説やエッセイを発表し、プッシュカート賞、グッゲンハイム・フェロー(奨励金)を受賞。初めての長編小説である本書はベストセラーとなり、多くの媒体で2014年のブックオブザイヤーに輝いたほか、マサチューセッツ・ブック賞、アジア/パシフィック・アメリカ文学賞、全米図書館協会のアレックス賞を受賞し、30を超える言語に翻訳されている

田栗美奈子 : 翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムチ27 さん

    読み始め【生き辛さ、自分が歩きたい路の模索、異民族間結婚の難点、女にとっての結婚・家庭とは】に焦点が絞られて行く展開がひりつき、共感は少ないまま わが身に擦過傷が増え痛みに呻吟して行った。原題「わたしがあなたに語らなかったことのすべて」じゃ 語ったからどうなった?口を離れたナイフが相手の心に刺さり そこから化膿して行った案件は数知れぬ。人は其々、最後は一人。自分がこうだからと言え、相手は受けとめうる立場が常にセッティングされているとは限らない。昨今、巷間 よく言われる「重い母」〜子供等への言葉と態度の虐待

  • ヘラジカ さん

    あらすじすら読まず事前情報なしの状態で臨んだが、極めてシンプルな冒頭のアクシデントにここまで重厚感ある社会問題、人間模様が積み重なっていくとは思いもしなかった。この「秘密」は重過ぎる。今見ると書籍の内容紹介はかなり踏み込んでいるので読まなくて正解。真相が明らかになりつつある中盤から、読むごとに苦しくなっていくのに読まずにはいられなかった。成程、これはすごい家族小説だ。ラストは圧巻ですらある。読んでいて息が詰まりそうになるのに、最後にはもう一度最初から読みたくなっていた。傑作。

  • 星落秋風五丈原 さん

    妹のハンナは家族から相手にされず、常に部屋の隅や机の下に隠れている。実は彼女を妊娠した事が夢を諦める原因になっているためマリリンにとっては複雑な存在なのだが、これもハンナには自分が疎まれる理由がわからない。長男と次女は理由がわからないままに疎まれ一方長女は理由がわからないままに両者から過大な期待を寄せられる。長女は母親の家出を自分の行動と結びつけ「自分がいい子にしていれば母親は出ていかない」と思い込んでしまう。いわゆる自縄自縛である。両親が一度も真正面から見たことがなく子供たちもそれぞれの秘密を話さない。

  • 愛玉子 さん

    ミステリのような冒頭から引き込まれる。薄々気づいていた、全く知らなかった、知っていたけど見ないふりをしていた、密やかに胸に秘められていた、たくさんの秘密。それぞれの視点から語られる過去が、壊れゆく家族の姿を少しずつ明らかにしていく。自らが受けた傷を癒せなかった子どもが、やがて自分の子に傷を負わせることになる、それと知らずに、気づくことすら出来ずに。読むのが苦しく、この先どうなるかもわかっているのに先を読まずにはいられない。取り返しのつかないことと、その先にあるもの。苦しいけど読んで良かった、と思える作品。

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん さん

    あまりにクズ親すぎて読んでいて辛かった。このような親は多くて、自分もその要素あるかもしれないと胸が苦しくなった。潰されていく子どもたちが寄るべなくかわいそうだった。それでも離れられないのが子どもにとっての親。親も少しずつ学んでいって、子どもにとって良い親になるのは一生の課題なのだなあ、と思う。いつからでも始めなくてはならないし、諦めていけないのだなあ、と思った。

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セレステ・イング

1980年ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれ、10歳からオハイオ州シェイカー・ハイツにて、科学者の両親のもとで育つ。ハーバード大学を卒業し、ミシガン大学の創作科でMFA(Master of Fine Arts)を取得。在学中に書いた短編小説でホップウッド賞を受賞。『ニューヨーク・タイムズ』『ガーデ

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