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戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか Nhk出版新書

スラヴォイ・ジジェク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140887202
ISBN 10 : 4140887206
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ウクライナ、パレスチナ、西欧とロシアの文化戦争―ジジェクの思想と政治批評にこの一冊で入門する!戦争を防ぐために何が足りないのか?

目次 : 序 フュチュールとアヴニールのはざま/ さらばレーニン ようこそ無能な侵略者たち/ 戦争(と平和)の異常な平常化/ 黙示録の五番目の騎士/ 「サファリ」的な主観性/ ほかの国が果たすべき役割/ 結束する権力者に立ち向かえ/ 今日のウクライナにおけるレーニン/ ヒマワリの種がたっぷり入ったポケットから、何が育つのか?/ 倫理観の衰退を示す紛れもない兆候/ 偽の目覚めに騙されるな/ ロシアと西欧の文化戦争/ 狂気のリズムにブレーキをかけろ/ 富裕層への課税?それでは足りない!/ アサンジ:そうとも、われわれにはできる!/ 結論 手遅れの場合、どう始めればいいのか?

【著者紹介】
スラヴォイ・ジジェク : 1949年スロヴェニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新、全体主義などのイデオロギー現象の解明に寄与。また社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わり、指導的な役割を演じるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている

富永晶子 : 翻訳家。獨協大学外国語学部英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 原玉幸子

    思考する為に、今は今迄推挙した本を読んで全て捨ててしまわなければならない。最早、過去に目論んだ延長線上の世界ではなくなってしまったのだから。結局我々は、侵略戦争を仕掛けた人間をのさばらしている訳で、無責任である。銃を手に取り、侵略者と戦う以外に何を正義と言うのか。日本はNATO+1として東からロシアに攻め入るべし、か。だが、その決死の+1も、ひきつった笑顔の女性都知事候補に一票を入れるとか入れないとか言ってがたがたしている日本という国家を背負ってなのか? 私の理念は「人を殺すな」だ。(◎2024年・秋)

  • 朗読者

    プーチンの蛮行を中心に、世界が抱える様々な問題を含めて、独自の原因推定と提案をしている。本質を突いた指摘も多かったが、ついでに指摘なのか、さほど重要と思えない周辺のことについてもかなり尖った屁理屈にも聞こえる指摘を同時にする著者の主張法の癖が耳障りを悪くしていた。プーチン側近の一人、メドベージェフの論法を解説しているところで、斎藤元彦知事に似ていると思った。やはり独裁者に相似性があると感じた。

  • スズコ(梵我一如、一なる生命)

    彼の論の難しい部分が正直理解が追いつかなかったです。でも以前、コロナ禍での彼のインタビューがとてもヒステリックだったのが今回も同じで、それが彼の声であり、そしてちょくちょく突然に気候変動に両手を上げてしまっている様に思えた。個人的にはそれがどうかと思ってる。。東欧の文化的視線と歴史と情報量を持って語られる論はなるほど奇才だな、と思いました。ただ同じことをアメリカ人が言ってもこう評価はされなかったろうな、と彼の過去の経歴も含む背景から思った。

  • 武井 康則

    ラカン派の構造主義評論家ジジェクの時事評だから、もっと洒脱でと思っていたら、覇権主義のロシアに対して現実的に妥協対処せよと言う論評に真っ向から批評、非難というか、もう呪詛に近いかな。後半になってやっとラカン派の分析が少し顔を出すが、リベラル左派としての立場が前に出てる。出来事があったり、著名人の意見があっての時評なのだから、推測しながら読んだが、こんな本こそ、いつどこでどんな状況でこの本が書かれ、それがどう読まれているかという解説が欲しかった。巻末に源注を並べられても分からない。

  • n雪

    欺瞞やごまかし、偽善的行為への厳しい眼差しが惹かれる。 (思想関係なく)緩い眠たい行いを許さない気持ち! 「カフェインレスコーヒー」の喩え好き。 コーヒーは飲みたい、でもカフェインを飲むと体に良くないから…という罪悪感を無くすだけの「罪悪感を免除しつつ欲望は満たす」免罪符のような飲み物だと。 今のエコ製品もそうだと言っている。 自販機にシロクマの絵が描いてあって「節電でありがたいね〜(大意)」みたいなこと言ってる自販機を見るけどシロクマがそんなこと思っている訳なくて、まさに人間を満足させる安い免罪符だ。

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