Hi Quality CD

『わが祖国』全曲 ヴァーツラフ・ノイマン&チェコ・フィル(1982年東京ライヴ)

スメタナ(1824-1884)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCQ85401
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
Hi Quality CD

商品説明

聴き継がれてきた名盤、ノイマン=チェコ・フィルによるデジタル録音盤。「わが祖国」初演100周年に東京で演奏された白熱の名演です。75年録音のスプラフォン盤(アナログ録音)とは演奏・録音とも一味違う美しさと感動にあふれています。UHQCDの高精細で再現される当時のデジタル録音の鮮明さも聴きものです。(メーカー資料より)

スメタナ:連作交響詩《わが祖国》(全曲)

ヴァーツラフ・ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年11月5日 東京文化会館(ライヴ)

内容詳細

ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルによるスメタナの「わが祖国」。同曲の初演100周年を迎えた82年11月、東京文化会館でのライヴを収録したデジタル録音盤。1975年録音のスプラフォン盤(アナログ録音)とはひと味違う美しさに満ちている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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過去のレヴューも多い人気盤だが、レビュー...

投稿日:2021/03/13 (土)

過去のレヴューも多い人気盤だが、レビューが75年のセッション録音へのレヴューもこちらの録音に混在してしまっているので訂正頂きたい。演奏自体は素晴らしいが、音はPCM録音と銘打った初期デジタル録音の限界が露呈している。テープヒスこそないが、音場が広がりと深みに欠けてHQCDをもってしても音質改善はさほどでもない。75年録音の方が多少のテープヒスこそあるが自然な響きで、ある程度の再生装置で聴くなら、ノイマンの演奏ではそちらの方が良いと思う。

トロ さん | 不明 | 不明

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1974年6月28日東京(都民劇場)で、この組...

投稿日:2014/12/23 (火)

1974年6月28日東京(都民劇場)で、この組み合わせによって、「新世界から」、「タラス・ブリーバ」そして「モルダウ」を聴いた。陶酔の時間といってよい見事な演奏だった。 ノイマンの指揮の「先生」は、同じヴァツラフの名をもつターリッヒであり、ノイマンはチェコ・フィルでヴィオラ奏者になる一方、結成直後のスメタナ弦楽四重奏団にも加わった。しかも、その3年後、クーベリック急病で指揮を代演。その成功によってチェコ・フィルの首席指揮者に抜擢される。弱冠28才であった。その20年後の1968年に再び、同団の首席指揮者に就任するが、それ以前はコンビチュニーの後任としてゲヴァントハウスの楽長を務めていたのだから、その力量は同時代でも群を抜いていたことがわかる。 ノイマンの特質は、全体に安定したテンポのもと、弱音部の弦楽器の清澄な美しさにあり、かつ木管楽器との得も言われぬ融合感にある。過度なダイナミズムを抑制しつつ、柔軟でシルキーな音色は形容しがたい深い美音である。この特質は、マーラーの交響曲全集でも、出色のブルックナー交響曲1番でも共通する。 ノイマンは、同団出身の名ヴィオラ奏者であり、同団の良さを熟知している。本曲に関する「最強」の組み合わせであり、同団の美点をあますところなく表出している。過度に感傷的でもなく、強音で迫力を誇示するでもなく、故国のプライドを背筋を伸ばして表現するような屹立感、いまだ本曲の最右翼盤である。

織工 さん | 東京都 | 不明

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この歴史的名盤,4500円のSACDを買い逃した...

投稿日:2014/02/21 (金)

この歴史的名盤,4500円のSACDを買い逃したと思っていたところ,3200円(税別)に値下げしての再発売。しかも,ケースこそレギュラーに変更していますが,シングルレイヤーSHM仕様,緑のコーティングはそのままなので大変お得感があります。このSACDの音の実力を2010年発売のBlue-specCDと聞き比べてみました。SACDはやや低音が不足気味ですが,弦も管も伸びやかに鳴り響き,チェコ・フィルらしい香りの高さを十分味わうことができます。対するBlue-specCDは冒頭ハープこそきれいですが,木管が鳴り始めると音の濁りが気になり,弦楽器が奏でると擦れた音にイライラします。Blue-specCDの帯には(192kHz/24bitコピー)とありますが,音の密度ではSACDにかないません。ノイマン/チェコ・フィルの「わが祖国」のSACDには,他に来日公演盤もありますが,それは熱演型であり,録音や表現のバランスは本盤の方がとれているように思います。ノイマンは恣意的な解釈を抑え、緩急の変化も控え目なため、例えばコバケンによる表現主義的な「わが祖国」のように圧倒することはありませんが、本盤はチェコ・フィルによるスタンダードな名演として位置づけることができるのではないでしょうか。今後も過去の名演が次々SACD化されることを望みます。

広島のパヴァンヌ さん | 広島県 | 不明

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