ストラヴィンスキー(1882-1971)

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CD 輸入盤

ストラヴィンスキー:『火の鳥』全曲、グラズノフ:『ライモンダ』より、他 ロト&レ・シエクル

ストラヴィンスキー(1882-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ASM06
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


仰天! ノン・ヴィブラートの『火の鳥』
時代楽器によるグラズノフとストラヴィンスキー登場


近年、時代楽器による演奏がどんどん近世に及んでいますが、ついにストラヴィンスキーを含むディアギレフのバレエ・リュスにまで達しました。驚きなのが『火の鳥』全曲盤。この作品が百年前の1910年6月、ピエルネの指揮によりパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。ピッチこそさほど違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいずれもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象はかなり違います。ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいかにもフランス風。4管の大編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。グラズノフのサウンドも向いていて、作品の爽やかさに痺れさせられます。
 指揮のフランソワ=グザヴィエ・ロトは1971年生まれ。2011年9月にバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者デビューを果たし、来年2月にはSWR響との日本公演が予定されています。パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストに師事、2000年にロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで優勝、ガーディナーの助手を務めた後、2003年にはパリ音楽院指揮科教授に就任。2003年に古楽器オーケストラ「レ・シエクル」を結成、抜群の統率力ときびきびした音楽運びが魅力の、最も期待される俊英のひとりです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・グラズノフ:バレエ音楽『ライモンダ』第2幕より『サラセン人の入場』/『東洋の踊り』
・グラズノフ:バレエ音楽『四季』より『秋のバッカナール』
・シンディング/チャーリー・パイパー編:東洋舞曲 Op.32-5
・アレンスキー:バレエ音楽『エジプトの夜』より『エジプト女の踊り』/『蛇のシャルムーズ』/『ガジーの踊り』
・グリーグ/ブルーノ・マントヴァーニ編:小妖精 Op.71-3(抒情小曲集より)
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』全曲 (1910)

 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2010年10月2日、10月9日
 録音場所:パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク(2日)、ラン大聖堂(9日)
 録音方式:デジタル(ライヴ)

総合評価

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まさかオリジナル楽器でストラヴィンスキー...

投稿日:2021/07/17 (土)

まさかオリジナル楽器でストラヴィンスキー、それも「火の鳥」とはびっくりです。それにしても何とまぁ面白い演奏でしょうか!私は古楽器が苦手なのですが違和感なく音楽に入り込めました。この辺がロトさんの凄いところです。この曲に絶対必要なファンタジーがあり、意表を突いた表現も鼻につくことはなく一気に全曲を聴かせてくれます。ライブのようですが会場ノイズもあまり気にならない優秀録音です。

困ったお父さん さん | 三重県 | 不明

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これまたすごい演奏に出会ってしまいました...

投稿日:2019/07/28 (日)

これまたすごい演奏に出会ってしまいました。ライブで指揮台を踏み鳴らす様子からも大変な熱気が伝わってくるのですから、せっかくなら拍手まで収めて欲しかったです。それからガット弦を使用しているそうで、最後まで気付きませんでした。これと同時に春の祭典を注文していますので、到着がより楽しみになりました。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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1910年(明治44年)当時のフランス・オーケス...

投稿日:2019/03/09 (土)

1910年(明治44年)当時のフランス・オーケストラのソノリテイを求めた探検の成果だ ストラヴィンスキーは時間を戻るための乗り物に過ぎない もっと分厚い音響のカオスに包まれたい人には触れず触らずやり過ごされている演奏である 人は慣れたものを愛し 愛するためには美しいと認識しないまでも 居心地の良い場所・もの・人と感じる 聴き慣れた愛聴曲を百年前の一国の一つの音響環境で再現されても 違和感が先に立ってしまうのだろう ロトの目的も”火の鳥”の初演再現に主眼はない それはフランス20世紀初頭のオーケストラが奏でる”音の風景”を描き見ようとするものだ だから 同じ時代の五人の小品が併録されている ここからもこのピリオド・オーケストラの魅力が横溢する それをわたしは美しいと感じる 何故なのだろう 答えは意外と簡単だ それは音楽に何を求めているかということだ 音楽は常に生まれる 音楽はいつも新しい 聴くことは発見であり驚きであり想像を膨らませ さらには創造力を刺激してくれるもの とわたしは期待している だからこれは素晴らしくエキサイティングな一枚なのだ あなたは如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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