基本情報
ISBN 10 : 4865031308
内容詳細
マラルメの作品世界の極点に輝く最晩年の詩篇「賽の一振りは断じて偶然を廃することはないだろう」の新訳。付録として、マラルメ自身による「詩篇「賽の一振り」に関する考察」と、ユレによるインタヴュー「文学の進展について」を併載。原典各版の成立と既訳書をめぐる訳者による懇切な紹介を付す。「じつは、お分かりでしょうが、と、先生はわたしの手を握りながら言った、世界は一冊の美しい書物に至るためにつくられているのです」(「文学の進展について」より)。叢書・エクリチュールの冒険第20回配本。
目次:
賽の一振り
附録T:詩篇「賽の一振り」に関する考察
附録U:文学の進展について
訳者解説
訳者後記
【著者紹介】
ステファヌ・マラルメ : 1842‐1898。19世紀のフランス象徴詩を代表する詩人。地方の高等中学校の英語教師をしながら創作に没頭するが、精神的・肉体的な危機に見舞われた。1871年パリに出て以後は交友関係も広がり、「牧神の午後」や「エロディアード」など代表作となる絶唱を生み出した
柏倉康夫 : 1939‐。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHKパリ特派員、解説主幹の後、京都大学文学研究科教授を経て、放送大学教授、副学長、図書館長、同大学名誉教授。京都大学博士(文学)。フランス国家功労勲章叙勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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もち さん
読了日:2023/11/14
3J28 さん
読了日:2023/05/22
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人物・団体紹介
ステファヌ・マラルメ
1842‐1898。十九世紀のフランス象徴詩を代表する詩人。若くしてボードレールとエドガー・アラン・ポーに魅せられて詩作をはじめ、地方の高等中学校の英語教師をしながら創作に没頭するが、「詩とは何か」という根源的な問いに苦しみ、精神的・肉体的な危機に見舞われた。1871年パリに出て以後は交友関係も広が
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