ステファニー・e・ジョーンズ・ロジャーズ

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みんな彼女のモノだった 奴隷所有者としてのアメリカ南部白人女性の実態 世界人権問題叢書

ステファニー・e・ジョーンズ・ロジャーズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750358826
ISBN 10 : 4750358827
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

これまで奴隷制度が敷かれていたアメリカ南部の女性は、夫の庇護下に置かれ経済的な主体性を発揮していなかったと理解されてきた。しかし、女性は奴隷の売買に積極的に関わり、奴隷制経済に直接関与してきた。従来の歴史観を180度変え、南部アメリカの奴隷制度の実態を明らかにした衝撃の書!

【著者紹介】
ステファニー・E.ジョーンズ=ロジャーズ : Ph.D(Rutgers,The State University,New Jersey,2012)。現在、カリフォルニア大学バークリー校歴史学部准教授。本書の萌芽となった博士論文は、2013年、アメリカ歴史家協会(OAH)が最優秀博士論文に授与するラーナー=スコット学位論文賞(アメリカ女性史部門)を受賞。本書自体の評価も高く、2019年には、初期アメリカ共和国歴史家協会賞(単著出版部門)および、ロサンゼルス・タイムズ文芸賞(歴史部門)をアフリカ系アメリカ人として初受賞。アメリカ南部の奴隷制、女性と法と所有権に対する関心を、現在ではさらに敷衍・発展させ、環大西洋国際奴隷貿易の考察を含む新書を複数冊企画中

落合明子 : 筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在、同志社大学グローバル地域文化学部教授。専攻はアメリカ黒人の歴史と文化

白川恵子 : 慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。現在、同志社大学文学部教授。専攻はアメリカ文学、文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばんだねいっぺい

    奴隷の主人というと、男性のイメージだが、女性もしっかりと関わっていたということが証言などの史実をもとに繰り返し主張される。ヒトではなく、完全にモノとして、財産を生む資本として扱っていたというのが、よくわかった。

  • tu

    植民地時代の奴隷所有者は19世紀の奴隷所有者のように奴隷身分の女性の生殖能力を高く評価していたわけではない。植民地時代、特に1808年のアフリカから米国への奴隷貿易の廃止以前、多くの奴隷所有者は「繁殖」を抑制していた。奴隷の幼児を母親の白人家庭への専心を妨げ時間を浪費させる経済的負担と考えた。一八三〇年代、四〇年代、奴隷所有者は、出産可能な年齢の女性の奴隷を珍重し、子供を産む能力があるという理由で高い価値を置き、少しの努力や追加費用で富を増大させる健全な投資対象であると考えるようになったのである。

  • takao

    ふむ

  • massda

    学術書だけどめちゃくちゃ面白い。南部の淑女たちは奴隷に投資して、子どもを産ませ数を増やしそれを売り買いして財産を築いていた。まさに「人財」であり嫌悪感がすごい。同時に、自分も同じ立場だったら同じようにして大金持ちになろうとしていたのではないかと思う。他人の子に栄養を取らせ体を鍛えさせ色々教え込んで高く売り飛ばすというビジネスモデルは女性に向いている。人間の欲望に基本的人権でリミットをかけるのはホント大事。

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