Books

新訳ジキル博士とハイド氏 角川文庫

スティーヴンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041023259
ISBN 10 : 4041023254
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロンドンで弁護士業を営んでいるアタスンは、友人のジキルから遺言状を預かっていた。自分が死亡、3ヶ月以上行方不明、もしくは不在だった場合、恩人であるハイドに全財産を譲渡するという内容のものである。不審に思ったアタスンは、憎悪を抱かせるハイドを調べようとするものの、ジキルに止められてしまう。その後、街で殺人事件が発生して―。人間は一者ではなく二者から成るものである…善悪の二面性に焦点を当てた世界的名作。

【著者紹介】
ロバート・L.スティーヴンソン : 1850年イギリスのスコットランド、エディンバラ生まれ。小説家、詩人、エッセイスト。最初の長編小説『宝島』で人気作家として不動の地位を確保した。その他の作品としては『ジキル博士とハイド氏』などが挙げられる。94年没

田内志文 : 1974年生まれ。埼玉県出身。翻訳家、文筆家、スヌーカー選手。短編小説等の執筆や朗読も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • aquamarine

    ジキルとハイドと言えば…と代名詞になるほど有名な本作。ロンドンの古めかしい街並みの描写にハイドの得体の知れなさや気分の悪い雰囲気がぴったりです。人間というものは必ず善悪併せ持っているもので、普通は常識の範囲に収まっています。でもどこかでそのふり幅が狂ってしまったら…。前半は弁護士アタスンが見たままのことが語られますが、後半は残された手紙の内容で、想像を超えるジキルの葛藤が伝わってきて驚かされます。まるで覚醒剤を知ってしまった男のよう…。時代は変わってもこの話は寓話として役割を果たしていくのかもしれません。

  • 絹恵

    (装画・佳嶋さんから)探さないでほしい、見つけてほしくないところが悪の部分なのだとしたら、気づかれにくいところが善なのかもしれません。しかし偶然に悪は生まれ、不自然な善もあります。消しきれない悪と棄てきれない善の狭間で、貴方はだれ?と問うことは、私はだれ?と問うていることも知らずに、完璧な異常と半端な正常がHIDE-AND-SEEK.

  • アンナ

    有名どころだが、初読。慣用句的な使い方をされているので ミステリーの結末は何となく推察できていたけれど、そこに至るまでの内情とか、細々とした設定は新鮮な思いで読めた。舞台がイギリス・ロンドンであったり、あの設定であったり、「これまさか、『名探偵コナン』のアレの元では?」と思う所もあって、そういった意味でも古典作品を嗜む面白さを再認識した。個人的には、主語の省かれる文章の書き方や、抽象的表現、宗教的描写に勉強不足もあって混乱しかけた。このページ数で助かった〜。情けなし。

  • hikarunoir

    夢からの着想故、共に女人禁制寮生活で教育された同時代作家の「ドリアン・グレイの肖像」と対に無意識の性抑圧が激しく反映され読み取れ、辛かった。

  • 冬野

    超有名作品初読み。映画か何かの映像を断片的に見た時はパニックムービー的な印象だったが、原作は雰囲気が異なり人間心理に重点が置かれている。ジキルの友人目線で綴られる部分は不穏さが徐々に増し、ジキル自身の手記では葛藤しつつ悪に引き寄せられる心情が恐ろしいほどリアルに描かれる。頁数は少ないものの長く読み継がれるのも納得の印象深さだった。タイトルはもちろんジキル=ハイドというのも知っていたが(ご存じない方がいらしたらごめんなさい)こんな内容だったのか!と新鮮に感じ、解説を読んでそういう話だったの!?と二度驚いた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items