スティーブン・ジョンソン

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世界を変えた6つの「気晴らし」の物語 新・人類進化史

スティーブン・ジョンソン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784023316324
ISBN 10 : 4023316326
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

美しい紫色を発する巻貝の価値とは?ピタゴラスが見つけた音楽とは?銀と同じ価値があった甘い香りとは?幻灯機で人は霊界とつながったか?サイコロは社会を揺るがせたか?古代の居酒屋のワインは水割りだった?思いがけない文化を生み、技術や産業を発展させた、全く新しい発想の物語。

目次 : 序章 マーリンの踊り子/ 第1章 下着に魅せられた女たち―ファッションとショッピング/ 第2章 ひとりでに鳴る楽器―音楽/ 第3章 コショウ難破船―味/ 第4章 幽霊メーカー―イリュージョン/ 第5章 地主ゲーム―ゲーム/ 第6章 レジャーランド―パブリックスペース/ 終章 驚きを探す本能

【著者紹介】
スティーブン・ジョンソン : 影響力のあるさまざまなウェブサイトを立ち上げており、PBSとBBCのテレビシリーズ『私たちはどうして現在にいたったか(How We Got to Now)』の共同制作者であり、司会も務めている。妻と3人の息子とともに、カリフォルニア州マリン群とニューヨーク市ブルックリンで暮らしている

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 秋良

    あとから見ると歴史は一本道のように、なにかが発明されてイノベーションが生まれ、人類が発展してきたように見える。でも実はちょっとした、役に立つより楽しかったりびっくりできるものがその発明の起点だったというのが著者の主張。音楽がプログラミングへ繋がり、ギャンブルに勝つ方法から確率論が生まれる。ディズニーアニメがいかに画期的だったかも語られる。白雪姫ってそんなすごかったんだ。人間はやらなきゃいけないことより、やりたいことをやる方が上手くいく。納得できる一冊だった。

  • kitten

    図書館本。人類の進化史、というか文化史かな。ヒトが動物として生きていくだけなら必要のないもの。例えば、ファッションであったり、スパイスであったり、ゲームや娯楽。でも、そういった「気晴らし」が技術革新につながり、歴史を作ってきたこともあるんだ、という本。個人的には、やはりゲームの章が面白かったな。確率論はギャンブルから始まった話は知っていたけど、それが数学の一つの分野を形成し、その理論を使って保険業が成立する。スポーツも「気晴らし」ゲームのひとつ。

  • 【不要不急も、発明の母】嬉しい、楽しい、大好き!が巻き起こすバタフライ🦋エフェクト。文化がもたらしてきた発展と悲劇を辿り、希望で締めくくる。第6章を読むと、多様な人が集うブックカフェとか妄想してしまう…▼古代ギリシャやローマの居酒屋、ロサンジェルスのバー、そしてロンドンのコーヒーハウス。"人が二、三時間、そこで自分の精神状態を心地よく変えられるスペース"(P.332)これらを最初に始めた店主は、どんなことを思っていたのだろう。そういう日記(古文書?)とか残ってないのかな。

  • GASHOW

    ある人類学者の言葉に「人類の特徴は遊ぶことだ」といったことを思い出した。友人のいままでに一番つらかったしごとが警備員で、何もしなくていいが、何もしないことが苦痛だったようだ。人類だけじゃなくて野生動物も遊んでいるが、人類は気晴らしを文化にして、世界中に広めている。生きることに意味があるかわからないが、退屈で死にたくならないためには重要なことなんだろう。

  • DEE

    ちょっと前に読んだ「世界を作った6つの革命の物語」の著者が書いた本。 1つの発明が、実は全く関係のない異なる分野のものにも大きな影響を与えているということが、具体例を挙げて説明されている。 それは木綿とショッピングモールだったり、胡椒と海上インフラだったりと様々だけど、「気晴らし」という正しい職と仕事からの逃避が根底にあるというのが面白い。 でも「革命の物語」の方が自分は好きだな。

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