スティーブン・キンザー

Individuals/organizations Page

Books

ダレス兄弟 国務長官とcia長官の秘密の戦争

スティーブン・キンザー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794221667
ISBN 10 : 4794221665
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

怪物とみなした各国指導者に政権転覆工作を仕掛け、ベトナム戦争、キューバ危機、インドネシア政変等の端緒をつくった兄弟の評伝。


敬虔なプロテスタントの家系に生まれたジョンとアレンの兄弟は、やがて国務長官、CIA長官として東西冷戦下、強力な反共外交を推進する。怪物≠ニみなした各国指導者に政権転覆工作を仕掛け、ベトナム戦争、キューバ危機、インドネシア政変等の端緒をつくったダレス兄弟の裏の工作≠ニ功罪とを描き、米外交の深層を明らかにした圧倒的迫力の評伝!


目次
■ボルシェビキ思想への警戒 
■おもしろみのない兄弟 
■チャーチルの策謀 
■動き始めたCIA 
■モサデック排除計画 
■反ホー・チ・ミン・キャンペーン
■スカルノ失脚工作 
■コンゴの深い闇 
■アイゼンハワーのカストロ暗殺命令


著者
スティーブン・キンザー ( スティーブン キンザー )
(Stephen Kinzer) 作家。ニューヨーク・タイムズ特派員。トルコ、ドイツ、ニカラグア支局長。ブラウン大学ワトソン研究所客員研究員。中東、ラテンアメリカにおける政権転覆に関する著書がある。


翻訳
渡辺惣樹 ( ワタナベソウキ )
日米近現代史研究家。著書に『日米衝突の萌芽 1898―1918』(山本七平賞奨励賞受賞)、『朝鮮開国と日清戦争』など。訳書に『ルーズベルトの開戦責任』ほかがある。




【著者紹介】
スティーブン・キンザー : 作家、ジャーナリスト。1951年生まれ。ボストン大学卒業。元『ニューヨーク・タイムズ』特派員。ベルリン支局長、イスタンブール支局長を務める。現在、ブラウン大学ワトソン国際問題研究所客員研究員

渡辺惣樹 : 日米近現代史研究家。1954年生まれ。東京大学経済学部卒業。著書に『日米衝突の萌芽1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞、草思社刊)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takao

    ふむ

  • きっしょう

    アメリカの国務長官、CIA長官という表裏を担う組織に兄弟で同時期に君臨するということができた背景とその当時のアメリカの政策が現在の世界情勢にいかに影響を与えたかが淡々と綴られている。単純な判断基準で決まるアメリカから見た「ならず者国家」のレッテル貼りに辟易する。目的のためには手段を選ばず世界を混乱させてきた様に、真の「ならず者」とはやはり。。。。

  • Fumi Kawahara

    p.429「できるものならアメリカとはうまくやりたかった。アメリカよ、いったいどうなっていたのだ?」っていうスカルノさんの言葉、そのヒステリーの末に原爆までくらった国の国民として身に沁みます。親米国を一気に反米国に変えるその外交手腕。そこにシビれる憧れるぅー!(棒)的な。冷戦初期、新設されたCIAがぶいぶいゆわせて粋がっていた頃に迷惑を受けたベトナムさん・イランさん・キューバさんが、今現在、自国の立ち位置を明確にしてるのを見ていると、「米国さんとの付き合い方を学習した」ってことですかね?

  • JH

    兄が国務長官、弟がCIA長官という、おそらく今のアメリカでも考えられないような組み合わせで実際のアメリカ外交のみならず、第二次大戦で混乱した世界秩序の創設に携わった二人。元々が外交官や議員を多数輩出しているアメリカの超エリート層出身のダレス兄弟。アメリカン・エスタブリッシュメントとでも呼ぶべきこの二人を中心に、表向きの外交史だけでなく、CIAが絡む裏の世界も知ることが出来、冷戦初期のこの時代のアメリカの政策の数々が、今の時代にも強い影響力を残しているということに関して理解がより深まった。

  • カラコムル711

    淡々とした筆致で描く戦後アメリカの倫理無き外交、ダレス兄弟に代表されるが実は大統領アイゼンハワーのそれであった。まさか彼が他国の首脳(コンゴのルムンバとキューバのカストロ)の暗殺命令を出していたとは。ソ連を悪の帝国とする「神話」を形成しそうした犯罪行為を正当化するとは。他にもグアテマラ、イランで政権を転覆させ、ホーチミンとスカルノへのそれは失敗するなどやりたい放題だ。現状のアメリカ外交はどれだけ変わっているのだろうか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items