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イタリア日記

スタンダール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794810373
ISBN 10 : 4794810377
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
臼田紘 ,  

Content Description

作家スタンダールとなる以前のアンリ・ベールが遺した私的な旅日記。のちのイタリア紀行文の原点!夢想、迷い、自己追求、永遠の青春…近代小説の偉大な先駆者スタンダールの若き日の旅路。詳細年譜・訳註、旅程図等、邦訳版オリジナル資料充実。本邦初訳。

目次 : イタリア日記(1811)/ 付録1 イタリア日記(1811)詳細日程と内容/ 付録2‐1 スタンダール=アンリ・ベール年譜(1)―一八一四年七月までの詳細年譜/ 付録2‐2 スタンダール=アンリ・ベール年譜(2)―一八一四年八月以降の略年譜/ 付録3 アンリ・ベールの主要な血縁図

【著者紹介】
スタンダール : 1783‐1842。本名アンリ・ベール(Henri Beyle)。『赤と黒』(1830)や『パルムの僧院』(1839)などの小説によって文学史上に不朽の名を残すフランスの作家。16歳のとき郷里のグルノーブルを出て以来生涯をほとんど旅に過ごす。1831年からはチヴィタヴェッキア駐在の領事を務めた

臼田紘 : 跡見学園女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    作家がここまで赤裸々に綴った物を読めることが幸せなのかは疑問。読み始めると『パルムの僧院』の登場人物たちが浮かぶ。旅行での出会いが彼の創作の元となったのがよくわかる。そして20歳前の軍隊生活での女っけのなさを嘆き、既婚婦人をものにしてやると宣言したり…。イタリアという異国で少し興奮して酔った気持ちがそうさせたのか。最後にある訳者の解説が詳しい。イタリア旅行は1811年。ウィーン会議の前。スタンダールは、ナポレオンの盛衰を間近で見ていたはずで、彼の作品にその影響がどれほどあったことかと思う。

  • セレーナ

    28歳の才知ある俺に愛を注ぐ人妻多数。彼女らの夫は妻の為に才知を使わないし、そもそもつまらない。そりゃあ若くて才知ある俺に酔っちゃうよね。俺だって別に全員に愛がある訳じゃないけど、寂しいし暇だし何股もかけちゃおう。でも俺との約束反故されちゃうと切なくなっちゃうもん。イタリアは流石に芸術の街だな、人間はあんまりよくないけど、汚いし。 っていうスタンダールの自意識過剰とイタリアへの侮辱と讃歌がダラダラと書かれていて、些か眠くなった。

  • feodor

    京都に行く際に、欧州における古都的な意味合いのイタリアでの日記を読もうか、と持っていった。ただ、なかなかイタリアには着かず、そしてスタンダールらしく、アバンチュールも大きい。ピエトラグルア夫人への恋が前面に出てくる。同時に、イタリア人とフランス人の気質の違いについてもずいぶん触れられていた。スタンダールの1817年の日記、そして旅日記、ローマ散歩なども読んだが、またしっかり読みたい。

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