スキップ・ホランズワース

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ミッドナイト・アサシン アメリカ犯罪史上初の未解決連続殺人事件

スキップ・ホランズワース

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784576170824
ISBN 10 : 4576170821
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀、希望と活力に満ち溢れた発展途上のテキサス州オースティンの街で、連続殺人事件が起きた。当初狙われていたのは、黒人や移民の女中たちだった。その犯行は大胆で残虐、ターゲットだけを確実に仕留めた。だが、顔を見た目撃者は皆無で、黒人なのか白人なのかも不明だった。犯人はいったい何者なのか?その儀式的な殺人行為に意味はあるのか?何人もの容疑者が拘束されたが、殺人がやむことはなかった。誤認逮捕を恐れた黒人は街から逃げだし、女性たちは怯え、武装する市民たちも現れた。市長や警察官たちは業を煮やした―やがて、白人女性にまで犯行が及ぶと、市民のパニックと恐怖は頂点に達する。果たしてこの街の運命は―?

目次 : プロローグ 歴史に新たな犯罪の物語を与えた殺人鬼/ 第1部 1884年12月‐1885年4月―スタイナー医師より報告、レイヴィ食品店の近くに一人の女が倒れている/ 第2部 1885年4月‐1885年8月―誰だ?誰にやられた?/ 第3部 1885年9月‐1885年クリスマス―女が切り刻まれた!ハンコック夫人だ!ウォーター・ストリートで!/ 第4部 1885年12月26日‐1886年1月―街全体が武装している。もしもこれをすぐに止められなければ、いくつかの屍体が木の枝から吊るされるだろう/ 第5部 1886年2月‐1888年5月―著名な州職員であり、テキサス州知事選に出馬している者が…ユーラ・フィリップス殺害事件に関するなにかを知っている/ 第6部 1888年9月‐1996年8月―私はホワイトチャペルの殺人とテキサスの殺人は同一人物による犯行であると推察いたします/ エピローグ もしも殺人鬼が生きているうちに誰も捕まえられなかったのなら、どうして今なら捕まえられるなんて思えますか?

【著者紹介】
スキップ・ホランズワース : 1957年、ノースカロライナ州生まれ、テキサス州ダラス在住。ジャーナリスト、作家、編集者、脚本家。地方誌『テキサス・マンスリー』の記者でもあり、緻密な取材と冷静かつ簡潔な筆致による犯罪記事は高く評価されている。2010年にナショナルマガジンアワード賞受賞

松田和也 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 未解決である為に仕方ないけどオースティンの街の発展や当時の人々の暮らしなどや対策が織り交ぜて描かれているのが大半だった。ちょっとこれには読む気が削がれそうになりました。勿論、当時はDNA鑑定も指紋鑑定も防犯カメラも無い時代だから目撃情報とブラッドハウンドという犬種を使い臭跡を辿るといった方法しかなかった。興味深かったのはこのオースティンのミッドナイト・アサシンがイギリスに渡り、あの有名なジャック・ザ・リッパーになったのかもしれないという説。どちらも犯人は捕まっていないから想像の域を出ない説ではあるけれど

  • nuit@積読消化中

    ノンフィクション。19世紀終わり、ロンドンの切り裂きジャック事件よりも先に、テキサス州オースティンの街で残虐極まりない連続殺人事件(ミッドナイト・アサシン)がおきていた。目撃者も皆無なため、犯人は未だ闇の中。切り裂きジャックと同一人物という考察もあり面白い。新世紀に向け、オースティンの街が発展していく様なども筆者が丹念に書いてあるため時代背景も分かりやすい。しかし、切り裂きジャック同様にこのミッドナイト・アサシンも犯人が捕まっていないだけに、なんともモヤモヤは募るばかりです。

  • HANA

    1885年、テキサス、オースティン。ホワイトチャペルで世界一有名な殺人鬼がその本性を露にするほんの少し前、この町の夜の底を闊歩する者がいた。本書はその連続殺人事件を追ったノンフィクションである。事件の記述は詳しく書かれているのだが、それよりも興味深いのは前前世紀末を間近に控えた街の様子。進歩という言葉を体現したような時代の光に満ち溢れていた白人社会の様子が描かれるが、それだけに事件の闇の深さが一層際立っている。そこに人種問題や政治も絡んで来て…。解説にあったように、本書はまさにこの年の街の話でもあった。

  • 星落秋風五丈原

    灯り一つしかない曲がり角に、ナイフを持った男が立っている。その男の周りからじわじわと赤がしみ出し、見開きで見ると、まるで道に血が飛び散っているようだ。何とも不気味な表紙の男の顔は見えない。黒人か、白人か。判別がつかないのは、この男の正体が未だもって分かっていないからだ。この男こそミッドナイト・アサシン、1844年大晦日に始まった、テキサス州オースティンの連続猟奇殺人事件の犯人である。

  • vaudou

    犯罪科学などありえず、殺人鬼という概念すら存在しない時代にくり返された連続殺人のノンフィクション。なにしろ19世紀の話である。事実関係を洗い出すだけでも大変な労苦だろう。しかも未解決ときている。ところが本書には良い意味で期待を裏切られた。なんとなれば純粋に読み物として面白さが傑出しているのだ。血生臭い犯行描写があったかと思えば、劇場型政治闘争、法廷劇へと二転三転する筋立て。そしてミッドナイト・アサシン≠フ名が巷を席巻し、瞬く間に恐怖が伝播していく様が活写される。ホランズワースの犯罪ルポをもっと読みたい!

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