Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• NAO

  読了日：2018/10/04

  つつましく堅実に生きる人々。彼らの胸には信仰があり、不平不満はあっても、自分たちなりの暮らしを続けている。その一方で、なまじ美人だったため、身分不相応な希望を抱き破滅してしまう少女がいる。金持ちの戯れは一時でも、彼女についた傷は二度と消せない。そんなヘティーとは対照的な信仰心の強いダイナだが、彼女の位置づけがなんとも微妙だ。いっそ誰とも結婚しなかったら信仰に生きた女性としての見方がさらに強まるのだろうに、なんだか中途半端に結婚してしまったなあという気がしてならない。

• きりぱい

  読了日：2011/06/03

  妖精のような可愛いらしさで人目を引き付けずにはおかないへティ。引き寄せられてしまったのは、信頼関係を結びながらお互いの思惑など知りもしない地主の跡取りアーサーと大工のアダム。洗練された世界を夢見てしまったへティは自ら選んで誇りを失うが、それを追うアダムの偏狭的な愛情が苦々しい！人を裏切り者と罵っていた男が、今度はそう言われてもおかしくない立場にあっさり心をうつす。ああ、ままならない恋の成り行き。長男びいきの母親に心ない言葉をグサグサ投げかけられる弟セスが人がいいだけに気の毒過ぎて・・。

• Э0!P!

  読了日：2025/03/09

  パワーで圧倒しアーサーが気絶・死んだかもと思ったが正気に戻った彼を庵で休ませる・アーサーは自分のへティへの気持ちを隠そうと決意しお互い許し合おうと握手を求めるがアダムは拒否「自分とへティの間に現れたあなたをおいそれと許せない、握手の意味がはっきりしないのにそれを受けることはできない、それに子供のような彼女をその気にさせるのはダメだ、本気でないならばそのことを彼女にも伝えるべきだ」

• takeakisky

  読了日：2023/10/21

  メソジスト→メソッド、メソディスト。なるほど。ページを目が泳ぐ。長い。途中何度か醒める。何度かの週末に気を入れて読む。情景も人物もいきいきしているが、どうもいまひとつ心に入ってこない。久しぶりに、あとまだ半分あるや、と思う。細かいところにまったく文句はないのだが、ご褒美が無い。なかなか禁欲的な本。永遠を感じる。残すところ150ページほどからやっとストーリーが動く。ここからは速い。中盤までよりは。総じて悪くないのだけれど、長かったという印象は消し去れない。著者の最良のものとは言えない。

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