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レモンの図書室

ジョー コットリル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092906198
ISBN 10 : 4092906196
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

カリプソは、本が大好き。いつもひとりでいるカリプソにとって、本はたったひとつの心のよりどころだった。「わたしはだいじょうぶ」何があっても、カリプソは、自分に言い聞かせる。そんなカリプソの心を開いたのは?

【著者紹介】
ジョー コットリル : 俳優、音楽家、教師、新聞売りなど様々な職種を経験したのち、イングランド南部のオックスフォードシャー州にて専業作家として暮らしている。あらゆる世代の読者に向けて作品を発表し、これまでに二十冊以上の著作を出版。カーネギー賞にノミネートされたほか、UKLA図書賞、オックスフォードシャー図書賞など、数々の賞のリストにあがっている

杉田七重 : 英米の児童文学やヤングアダルト小説を中心に幅広い分野の作品を訳す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mocha

    母の死から心を閉ざした父と、本だけが友という娘。人と関わることの楽しさを知った娘は、初めて父の病んだ心に気づく。現実の「ヤングケアラー」はもっともっと大変だろうけど、こういう問題があるということを知るきっかけとして良い本だと思う。「レモンの図書室」が意味するものには驚いた。

  • 帽子を編みます

    ヤングケアラー(むしろ毒親)の問題を取り上げた本です。読書好きな孤独な少女が同じく読書好きな少女と出会い友情を育むという筋がなければ、主人公カリプソの状況がつらくて読み進められなかったです。父親のひどい仕打ちに怒りが湧きますが、でも彼も突然愛する妻を失った悲しみに心を閉ざしてしまったのです。カリプソが自分の家のつらい状況を他人には説明出来なかったところわかります。子どもにとって家庭が頼るすべてなのです。激しい痛みはあったけれどカリプソと父親が他者の助けを借りて新しい一歩を踏み出せたのは良かったです。

  • はる

    10歳の少女カリプソは本が大好き。5年前に母親を亡くしてから父親と二人暮らしだが、いまだにその悲しみから抜け出せていない。そんな時、クラスに転校生の少女がやってくると二人はすぐに親友に。一方、悲しさから少しずつ壊れていく父親。娘に迷惑をかけていることに気付いていない。この父が本当にダメ…。それでも父親を介護するカリプソが健気過ぎて…親友のメイがいて本当に良かった。ラストはハッピーエンドのような描写だが、どうなんだろう…。

  • ☆よいこ

    「自分のいちばんの友だちは自分なんだ」といい、人をたよるようじなだめ、ひとりでも大丈夫なようになりなさいとパパは言う。カリプソは本が大好きでいつもひとりの世界で過ごしていた少女。ママは病気で死んでパパは仕事にかかりきり。だけど、ある日転校生のメイが声をかけてきた。カリプソと同じように本が大好きで明るいメイは友情を深めていく。▽病気や障害を持った家族の介護をする若者(ヤングケアラー)についての本は初めて読んだ。これから割と出てくる問題だろうと思う。巻末に[カリプソの読書案内]あり。古典から最新の本もある。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ)

    タイトルがレモンの図書室だったので、爽やかなお話かと思ったら、ヤングケアラーについての物語でした。福祉の介入があり、主人公10歳のカリプソの親友家族と触れ合う事で、少しずつ再生していこうとするラストに少しホッとしました。欧米ではレモンを「欠陥品」「困難」の意味もあるそう。読み終わってから、タイトルに納得。自分の人生は自分だけのもの。子供は子供らしくふるまえる環境は大切ですね。児童書ですが読み応えがありました。

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