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どこかで叫びが ニュー・ブラック・ホラー作品集

ジョーダン・ピール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845925056
ISBN 10 : 4845925052
Format
Books
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

恐怖が、再定義される──
『ゲット・アウト』の監督・ジョーダン・ピールが送る
黒人作家たちによる恐怖の最前線

【ローカス賞、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞受賞/世界幻想文学大賞最終候補作】

『ゲット・アウト』『アス』『NOPE/ノープ』で世界に衝撃を与えた映画監督・脚本家ジョーダン・ピールが編集を手がける、全編書き下ろしによるブラック・ホラー短篇集。

本アンソロジーに収録された19の作品では、奴隷制度の記憶、公民権運動のトラウマ、移民としての分断されたアイデンティティ、そして現代社会の見えざる暴力など、超自然の恐怖だけでなく、アメリカ社会に深く根を下ろした不正義や歴史的暴力といった“現実”の〈悪夢〉が描かれる。

作家陣には、N・K・ジェミシン、ンネディ・オコラフォー、レベッカ・ローンホース、タナナリーヴ・ドゥーら国際的に高く評価される作家たちが名を連ね、新進気鋭の書き手も多数参加。また、ジョーダン・ピール自身による序文も収録されている。

ローカス賞、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞を受賞したほか、Esquire、CrimeReads、シカゴ公共図書館の「年間ベストブック」にも選出された。
また、英・ガーディアン紙は「今年最高のアンソロジーであるだけでなく、時代を超えて語り継がれる一冊」と絶賛している。

ブラック・ホラーの最前線を記録する、必読のアンソロジー。
あなたがまだ見ぬ恐怖が、ここにある──



私はホラーを、エンターテイメントを通じた浄化カタルシスだと考えている。それは自らの深奥にある痛みや恐怖と付き合うための方法なのだ――だが黒人にとってそれはおいそれとできることではないし、過去数十年遡っても、不可能だった。そもそも、物語が語られること自体がなかったからだ。
この小説集には19人の才気溢れる黒人作家たちが集い、それぞれの「沈んだ地」と秘密地下牢を披露してくれている。この作家たちの隣に名を連ねることはこの上なく光栄であり、誇りでもある。物語の形はさまざまだ──悪魔との舞踏に、もうひとつの現実をめぐるファンタジー、本物の、そして架空の怪物たち。それらは我々の心の内奥にある恐怖と欲望を生々しく映し出す想像の産物だ。そしてそれらは、忘れ去られることはない。
──ジョーダン・ピール「序文」より抜粋

【著者紹介】
ハーン小路恭子 : 専修大学教授

今井亮一 : 1987年生まれ。立正大学講師

押野素子 : 平日は米法律事務所に勤務するパラリーガル、夜間および週末は黒人文化・歴史に関する書籍を日本に紹介するストリート系野良翻訳者として活動。ワシントンD.C.近郊在住

柴田元幸 : 1954年生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。アメリカ現代文学中心に訳書多数

坪野圭介 : 成城大学准教授

福間恵 : 現在、東京大学文学部大江健三郎文庫勤務

ジョーダン・ピール : エミー賞とアカデミー賞に輝いた作家、製作者、映画監督。2017年公開の『ゲット・アウト』は高い評価を得、アカデミー賞四部門にノミネートされ、最優秀オリジナル脚本賞を受賞。2019年には第二作『アス』の脚本、製作、監督を担当し、一般観客からも批評家からも人気のスマッシュヒットとなり、オリジナルホラー映画としては史上最大の公開週興行成績を記録。2022年夏には第三作のSFホラー叙事詩『NOPE/ノープ』を公開、こちらも公開週興行成績第一位となった。2012年には映画テレビ制作会社モンキーポー・プロダクションズを設立し、ジャンル作品を通じた今までにないストーリーテリングに挑んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。本書、ニューブラックホラー・ショートストーリーズです。どの作家も初読でした。差別大国アメリカ、黒人の白人に対する恨みは相当根深いんでしょうね。 https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2505-6/

  • 📖®書店員🍵

    読むホラー映画 あまりにも強すぎる……!! 作家陣の文章だけでも恐ろしい作品集だが、 そこに映画監督が加わることによって 臨場感が凄まじく、正に読むホラー映画でした……。 プルーフには全篇載っているわけではないので 刊行されるのが楽しみ……!買います⋆⸜🙆‍♀️⸝‍⋆

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