ジョージ・ソーンダーズ

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十二月の十日

ジョージ・ソーンダーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207865
ISBN 10 : 4309207863
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;20

内容詳細

愛する長女のために素敵な誕生パーティを開こうと格闘する父親(「センプリカ・ガール日記」)、人間モルモットとして感覚を増幅する薬を投与される若者たち(「スパイダーヘッドからの脱出」)、中世テーマパークで働き、薬の力で思考も語彙も騎士となる男(「わが騎士道、轟沈せり」)、戦地から帰還して暗い暴力の衝動を膨れ上がらせる若き元軍人(「ホーム」)…ダメ人間たちが下降のはてに意外な気高さに輝く、現代アメリカ最重要作家の傑作短篇集。

【著者紹介】
ジョージ・ソーンダーズ : 1958年アメリカ・テキサス州生まれ。奇妙な想像力を駆使して現代に生きる人々のリアルな感覚を描く、現代アメリカを代表する作家の一人。さまざまな職を経験したのち、大学で創作を学ぶ。1996年に初の作品集を発表。17年、初の長篇となる『リンカーンとさまよえる霊魂たち』でブッカー賞受賞

岸本佐知子 : 翻訳家。2007年『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケンイチミズバ さん

    帯のコピーで買ってしまい後悔する。またか。シンプソンズやスポンジボブを小説にしたらこんな作品になるかも。どちらもアメリカでは確実に受けるギャグや放送禁止用語を含めパンチの効いた台詞が満載だが日本人にはいまいち、苦笑い程度なことはよくある。全米ベストセラーなので何かがあるに違いないと思わなくちゃの意識が先行した。子犬をもらいに行った家が所謂プアホワイトの家庭でその描かれ方は失礼に思えるだけでしかない。最近見たドラマではトランプに投票したことを職場で批判するシーンがあったが、これはすごいなアメリカとは思った。

  • ペグ さん

    読後、涙が止まらない。それは(悲しい)とか(つらい)とか、ましてや(可哀想)とかでは全く無くて。10作品の主人公たちはプア・ホワイトで生活は困窮し、足掻き、希望し絶望している。惹句に「これほど笑わせてくれる小説家はちょっと他にいない〜岸本佐知子」とあるが、わたしには笑えなかった。登場人物の軽口や悪ふざけの底にあるものが切なくて。全ての作品が印象的だったけれど最後の「十二月の十日」にソーンダーズの真価を見た。言葉によって紡がれる物語の凄さを実感。十二月の十日はクリスマスの二週間前である。

  • アキ さん

    岸本佐知子の翻訳だけあって、一風変わった短編集。アメリカの底辺であえぐ人々の「今」が透けて見える。2013年出版。著者は同年『タイム』誌にて世界で最も影響力のある100人アーチスト部門に選ばれた実力者。「スパイダーヘッドからの逃走」のSF的内容と終わり方、「センプリカ・ガール日記」カード残高0の時のくじに当たった金の使い道、「訓告」上司からのキツい仕事も乗り越えようとハッパのメール、現代アメリカ社会で生きる人々の生活をそのままあぶり出した感じ。ガーディアン紙が選ぶ21世紀ベスト100・6冊目/100。

  • ヘラジカ さん

    全米図書賞候補作というだけで否が応にもハードルをあげてしまうところ、『リンカーンとさまよえる霊魂たち』は昨年のベスト級の傑作だったので度を越した期待を寄せていた。結果的には一作目から痛烈なパンチを浴びせられノックアウト。やっぱり素晴らしい短編集だった。ユニークで楽しい作品の数々。奇妙奇天烈な設定ながらもすんなりと飲み込めるのは現代社会のカリカチュアだからか。痛烈に風刺が効いていて唸ってしまうほどシャープだが、読んでいても申し分なく面白い。今年度のベスト短編集候補。

  • アクビちゃん さん

    【図書館】10編の短編集。とりあえず、最初の2編を読んでみる。ほぇーー、理解不能というか、これは感性で読むのか? 妄想と言うか、言葉一人遊びの世界。訳者あとがきを読み、面白そうと思った他2編も読んだけど、ついていけない… で、10編中4変だよ読み、久しぶりの挫折です。

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ジョージ・ソーンダーズ

1958年生まれ。卓越した想像力を駆使する現代アメリカを代表する作家。2017年、長篇『リンカーンとさまよえる霊魂たち』でブッカー賞受賞

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