ジョージ・ソーンダーズ

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十二月の十日 河出文庫

ジョージ・ソーンダーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467856
ISBN 10 : 4309467857
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;15

内容詳細

愛する長女のために素敵な誕生パーティを開こうと格闘する父親、中世テーマパークで働き、思考も語彙も騎士となる男、人間モルモットとして感覚を増幅する薬を投与される若者たち…報われない人々の愛情や優しさや尊厳を、奇想に満ちた物語と独創的な文体で描きだす現代アメリカ最重要作家の傑作短編集。

【著者紹介】
ジョージ・ソーンダーズ : 1958年生まれ。卓越した想像力を駆使する現代アメリカを代表する作家。2013年、本書『十二月の十日』が全米ベストセラー。17年には長編『リンカーンとさまよえる霊魂たち』でブッカー賞受賞

岸本佐知子 : 翻訳家。『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    どの人物も思い通りにいかない人生、無碍にされる親切心、擦り切れて荒みつつある心にあっぷあっぷしながらも突飛な妄想したり、薬物で素面でなくしたり、家族に縋ったりして何とか生きている。「センプリカ・ガール日記」の語り手は慎ましく生きている父親だが「本当にそうか?」と疑問に思う。確かに子供を大切にしているが、身の丈に合っていない贅沢を求めすぎているような気がするのだ。そしてセンプリカ・ガールの実態がエグイ。これがステイタスの一種にされる世界なんてまさにディストピアじゃないか。「スパイダーヘッドからの逃走」は

  • mayumi さん

    新聞の書評に載っていて、面白そうだなと購入した作品。…面白そうだと思ったんだけどね。うーん。これはちょっと私には合わないなあ。人の脳内垂れ流しみたいな文章、苦手なんだよね。かなり汚い言葉遣いの連呼もあり、読んでいて辟易した。ただ、ラストの表題作「十二月の十日」は良かったな。自分が辛い状況であっても、目の前の人を見捨てない。優しい人達の話だと思った。

  • ふりや さん

    日常の中にありながらつい見過ごしてしまいそうになる、決して報われない人たちにスポットライトを当てた作品集。それぞれに様々な後ろ向きな状況に身を置き、そこから抜け出そうとする人たち。著者は彼らの優しさや尊厳をユーモラスな文体で描き出します。絶望的なシチュエーションでも最後の最後に希望を見い出せる締め方が心に沁みました。岸本佐知子さんの訳文も素晴らしいです。印象に残ったのは、『ビクトリー・ラン』『スパイダーヘッドからの脱出』『アル・ルーステン』『センプリカ・ガール日記』『ホーム』『わが騎士道、轟沈せり』など。

  • まさ☆( ^ω^ )♬ さん

    岸本佐知子さんの訳書という事で読みました。初読みの作家で、事前知識ゼロでした。いやはや、面白過ぎました。これは他の作品も読みたくなります。短編集は未訳ものもあるみたいなので、これから楽しみですね。「ビクトリー・ラン」「スパイダーヘッドからの逃走」「センプリカ・ガール日記」が特に面白かった。

  • コニコ@共楽 さん

    岸本佐知子さんが訳しているジョージ・ソーンダーズの本をみつけ、手に取ってみました。冒頭の「ビクトリー・ラン」から凄まじい世界。SFっぽい「スパイダーヘッドからの逃走」も映像が目に浮かび、オーウェルの世界を彷彿させました。特に印象深かったのが、「センプリカ・ガール日記」。カーヴァーのプア・ホワイトをもっとディフォルメした状況が描かれていきます。絵本の『大ピンチずかん』のように、ピンチの後に起こる大ピンチ、恐ろしすぎました。

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ジョージ・ソーンダーズ

作家、シラキュース大学教授。1958年12月2日、米テキサス州生まれ。父親の故郷・シカゴで少年時代を送る。コロラド鉱山大学を卒業後、インドネシアで石油探査の仕事をしていたが、体調を崩して帰国。その後、ドアマン、ギタリスト、屋根職人、コンビニの店員、食肉処理場作業員など、さまざまな職に就いたことで豊富

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