ジョージ・エリオット

Individuals/organizations Page

Books

ミドルマーチ 4 光文社古典新訳文庫

ジョージ・エリオット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334754419
ISBN 10 : 4334754414
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

バルストロードの暗い過去が知れ渡り、彼から融資を受けたリドゲイトにも世間から疑惑の目が向けられる。一方、結婚生活に不満を抱えたロザモンドは、ロンドンから戻ったウィルに心引かれるが、彼は違う女性を愛していたのだった―。それぞれの新しい人生へと連なる清々しい結末!

【著者紹介】
ジョージ・エリオット : 1819‐1880。英国ヴィクトリア朝を代表する小説家。本名メアリ・アン・エヴァンズ。中部の土地差配人の家に生まれ、寄宿学校で教育を受けた後、自宅で外国語などさまざまな学問を独学で学び、30歳で評論雑誌の編集者補佐に。1857年、男性名「ジョージ・エリオット」で小説を発表(翌年『牧師たちの物語』として書籍化)。以後、『アダム・ビード』、『フロス河の水車場』、『サイラス・マーナー』、『ロモラ』、『ダニエル・デロンダ』などの小説を次々と発表し、成功をおさめる。’71年〜’72年に分冊刊行された『ミドルマーチ』はヴァージニア・ウルフをはじめとする後世の作家たちに賞賛され、現代でも英国小説の最高峰との呼び声が高い

広野由美子 : 1958年生まれ。英文学者。京都大学教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    今回もかなり時間がかかってしまいました。本当はこのような本は一気に読んでいかないと駄目なのでしょう(再読するときはそのようにしましょう)。今回は胡散臭い銀行家の正体が徐々に表れてきて、ということで主人公の周りにも何かが・・・。4巻を通じて読んできましたが、やはり英国の上流階級たちの人物造形が中心となっているので面白さは限られるようです。ディケンズの方が庶民の生活がよく描かれているという気がしました。

  • ケイ

    「フロス川の水車」の終盤にどっとやってきた感動がここには無い。なぜか? 善人の描かれている人達がある利己的に見えてしまうのだ。彼らはとても良い人で私利私欲に走らないが、困っている人に手を差し伸べているとも思えないのが一番の理由だろう。最後に、東洋の男性のペチコート着用の事で、あんな言い方はないんじゃないかと思った。植民地主義の考え方がこういうところで見られると、興醒めしてしまって。。。壮大な物語であるのは、否定しない。

  • ころこ

    フレッドとメアリの結婚がビルドゥングスロマンとしての理想だ。世界はこのふたりの物語を歓迎する。しかしそれを描くことが中心ではない。ドロシアと結ばれるラディスローの秘密は捨て子の王子そのものだ。彼の人物造形が浅いのは、結婚が中心にはないことの宣言のようなものだ。ではドロシアとリドゲイトの関係は何なのか。ドロシアはリドゲイトに、高いものを目指して生きていこうとしているのに、これをどうしようもないこととして、じっとなんかしていられない。自分だけがあなたがそういう生き方をしていることに気付いている、と語り掛ける。

  • ケイトKATE

    ドロシアが亡夫カソーボンの遺産を放棄して出生に暗い過去があったラディスローと再婚する決断をしたことは、当時は驚きであったと思う。でも、ドロシアはカソーボンとの結婚生活及び死別後も束縛された状態であった。お金以上の幸せが存在することにドロシアは気付いたからである。リドゲイトとロザモンド夫婦は、恋愛の延長としての愛情だけではなく、お互いが思いやる心を持つことで夫婦の危機を乗り越えた。『ミドルマーチ』は、当時のイギリス社会の常識とされた幸せに対して疑問呈した小説であった。そして、深い洞察力のある名作である。

  • Bashlier

    5/5 「本を書くことは、世界を創造することである。」そんな言葉が思い浮かびました。ドロシアとラディスロー、ロザムンドとリドゲイト、メアリーとフレッド。それぞれの恋路をお話として追いかけている感覚はありません。彼らは確かにミドルマーチで生きていて、その息遣いをただ見守っているような臨場感です。オースティンは恋愛を輝く星のように描写しましたが、エリオットの文章は月の如く、影まで描写しています。前半の深すぎる人物描写は限界まで引き絞った弓のよう。後半で放たれた矢はその分だけ深く鋭く読者の心を打つのです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items