ジョン・j・ミアシャイマー

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新装完全版 大国政治の悲劇

ジョン・j・ミアシャイマー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909542175
ISBN 10 : 4909542175
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米中露の静かなる激突のシナリオ!日本の近未来を予想する!学者もビジネスマンも必読の書!“新装完全版”で復活!

目次 : 第1章 イントロダクション/ 第2章 アナーキーとパワーをめぐる争い/ 第3章 富とパワー/ 第4章 ランドパワーの優位/ 第5章 生き残りのための戦略/ 第6章 大国の実際の行動/ 第7章 イギリスとアメリカ:オフショア・バランサー/ 第8章 “バランシング”対“バック・バッシング”/ 第9章 大国間戦争の原因/ 第10章 中国は平和的に台頭できるか?

【著者紹介】
ジョン・J・ミアシャイマー : 1947年生まれ。シカゴ大学教授。専門は国際関係論、特に安全保障分野。「オフェンシヴ・リアリズム」を提唱、論文、著作多数。2003年には米軍のイラク侵攻を批難してネオコンたちと対立。2006年、スティーブン・ウォルトと共に、アメリカの外交政策に影響をおよぼすイスラエル・ロビーの問題を論じ、それをまとめた書籍『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』が世界的ベストセラーになる(2007年、日本版は講談社)。『なぜリーダーはウソをつくのか』(2011年)も10の言語に翻訳され、各国で話題に(日本版は奥山真司訳、中央公論新社)

奥山真司 : 1972年生まれ、横浜市出身。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。英国レディング大学大学院で修士号(MA)と博士号(PhD)を取得。戦略学博士。国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学国際政治経済学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しろくまZ

    著名な国際政治学者ジョン・ミアシャイマー教授による著作。毎日少しずつ読み、ようやく通読できた。原書だと、とても読み通せなかっただろう。翻訳者の奥山真司博士に感謝。さて、ミアシャイマーの主張はオフェンシブ・リアリズム(攻撃的現実主義)と呼ばれている。それについて第二章で説明されており、本書最大の読みどころだろう。また以後の章で、パワーについての定義や生き残りのための戦略などが述べられている。それ以外で面白かったのが、戦前の日本がなぜアメリカとの戦争に踏む切ったのかについて言及されている第六章である。

  • 日の光と暁の藍

    【オフェンシヴ・リアリズムとは】カー、モーゲンソー、ウォルツらに連なるリアリストのミアシャイマーが新たに提唱する理論がオフェンシヴ・リアリズムだ。これは五つの仮説に基づくという。国家を超える権威は存在しないこと。あらゆる国家は軍事力を持つこと。国家は他国の意図を完全に知ることができないこと。国家にとっての最重要課題は生き残りであること。国家は生き残りのための戦略を計画する存在であること。リアリズムは国際関係を見る一つの視点にすぎない。しかしシビアに国際政治を見ることが祖国の生き残りに不可欠だと感じる。

  • 虎っち

    ものすごく勉強になった。「戦争は、ダメです!」と繰り返す戦後教育は、欺瞞である。過去の国家(日本含め)は、戦争によって多大な利益を得てきた。戦争は、迅速に勝利をおさめ、最低限の犠牲・コストで勝てることもある。また、各兵器を所持する国家が絡む戦争もある。戦争について現実的に考えるきっかけとしてお勧めしたい。

  • 古田更子のデジタル脳味噌ミカンジュース工場ミキサー(時給800円要相談)@批評系YouTuber

    近現代の戦争と国際政治に関する壮大な名著。 手に取った時は分厚さにビビったが、内容は非常に理路整然としつつ知的刺激に溢れていた。 量は多いが、高校世界史(特に近現代)の知識があればスムーズに読めるので、若者に読んでほしい。

  • Ohe Hiroyuki

    「Offensive Realism」を提唱して、近代国家の歩みを概説して見せる一冊。▼理論の内容は「わかりやすい」。翻訳は奥山真司氏であり、こなれた日本語になっていて「読みやすい」。▼それなりの分厚さ(672頁)だが、扱っている時代がここ250年くらいのユーラシア・北米であるから、一つ一つはコンパクトに感じる。さくさく読める(それにしても分厚いが)。▼実際に政治の舞台で常に理論的に行動がなされているわけではなく、失敗もある。ただ、長期的にみて理論をもって分析することは重要なことである。大変参考になる一冊

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