ジョン・G・A・ポーコック

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島々の発見 「新しいブリテン史」と政治思想

ジョン・G・A・ポーコック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784815807528
ISBN 10 : 4815807523
フォーマット
発行年月
2013年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

主権と歴史のあいだ―歴史のポストモダニズムに抗しつつ、大西洋・太平洋を含む「群島」の視点から、多元・多層的な「新しいブリテン史」を構想。はたして主権を離れて歴史を語れるのか。グローバルヒストリーにも重い問いを投げかける、政治思想史の碩学によるもう一つの代表作。

目次 : 第1部 フィールドの提唱(対蹠地の認識/ ブリテン史―新たな主題に向けた訴え)/ 第2部 三王国とイングランド問題(拡張されたフィールド―導入として/ 二つの王国と三つの歴史?―ブリテンの様々な文脈における政治思想/ 大西洋諸島と三王国戦争/ 歴史のなかの第三の王国)/ 第3部 第一の合同の時代における帝国と反乱(一六八八年以後の群島、ヨーロッパ、大西洋/ 一六八八年の意義―ウィッグ的な歴史をめぐる省察/ 帝国、国家、国家連合―多元的君主国における危機としてのアメリカ独立戦争/ ブリテン史における合同)/ 第4部 見慣れぬ多元性のなかのニュージーランド(ネオ・ブリテン人と三つの帝国/ タガタ・フェヌアと啓蒙の人類学/ 分断された文化における法、主権、歴史―ニュージーランドとワイタンギ条約の事例)/ 第5部 ブリテン、ヨーロッパ、ポストモダン的歴史(二〇世紀後半における主権と歴史/ ヨーロッパを脱構築する/ 新しいブリテン史の政治/ 結論―歴史、主権、アイデンティティ)

【著者紹介】
J.G.A.ポーコック : 1924年ロンドン生まれ、ニュージーランドのクライストチャーチで育つ。現在、ジョンズ・ホプキンズ大学名誉教授。政治思想史研究における世界的第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • PETE さん

    17世紀初頭に成立した「ブリテン」が、国教会と一体化した国王という概念を当然のものとしていたために、スコットランド、アイルランドを別の仕方で統治する王を抱えたために、17世紀の諸反乱は起こったとする思想史的解釈は、当時の論争をよく踏まえていて興味深い。そして、18世紀にかけてのアメリカの「ブリテン」への包摂の失敗、スコットランド、アイルランドの包摂への論争の絶えなかった過程が述べられる。最終パートで、著者の出身国ニュージーランドから見た思想史的問題を分析するのも示唆が多い。

  • うえ さん

    面白かった。これからも何度も読み直すことになるであろう歴史的書物。「それは1991年5月のニュージーランドへの旅であった。この本を書いた歴史家の地元文化である。読者のほとんどは,そこに文化があるとは知らないし,あるいは誰かの歴史意識の中心にそのような文化が屹立しているとは簡単には信じないことは,彼には分かっている」

  • 陽香 さん

    20131210

  • hideaki さん

    すでに定着している歴史への疑問。丁寧に慎重に思考されている(疑い深く何度も審議するというのが、歴史書の価値に比例してくるようである

  • takao さん

    ☆ニュージーランドから見た「ブリテン」史

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ジョン・G・A・ポーコック

1922年生まれ。ジョンズ・ホプキンズ大学名誉教授。ヨーロッパ啓蒙思想史研究、政治思想史研究における巨匠

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