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印象派の歴史 上 角川ソフィア文庫

ジョン・リウォルド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044004835
ISBN 10 : 4044004838
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀パリ。美と絵画をめぐる伝統と権威に公然と反旗を翻した画家たちがいた。モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガ、セザンヌ、モリゾ。光と色彩の新たな表現を信じた彼らは、やがて「印象主義」の名で呼ばれることとなる。偶然の出会い、友情、対立を超えて、グループ展の実現に奔走する若者たち。しかし第二帝政末期、戦火が忍び寄る―。世界的な第一人者が画家の証言や書簡、同時代資料を渉猟して描く、金字塔的通史。

目次 : 第1章 一八五五‐一八五九年/ 第2章 一八五九‐一八六一年/ 第3章 一八六二‐一八六三年/ 第4章 一八六四‐一八六六年/ 第5章 一八六六‐一八六八年/ 第6章 一八六九‐一八七〇年/ 第7章 一八七〇‐一八七一年/ 第8章 一八七二‐一八七三年

【著者紹介】
ジョン・リウォルド : 1912年ベルリン生まれのユダヤ系ドイツ人。美術史家、作家、キュレーター。32年にパリのソルボンヌ大学に入学し、36年に博士論文『セザンヌとゾラ』を出版。ナチスの台頭によって亡命者として渡米し、43年よりニューヨーク近代美術館顧問として様々な展覧会を企画する。プリンストン大学、シカゴ大学を経て、71年よりニューヨーク市立大学教授。セザンヌなど印象派研究の権威として多くの著作がある。94年没

三浦篤 : 1957年、島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフランス近代美術史、日仏美術交流史

坂上桂子 : 東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は美術史、モダンアート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ラウリスタ〜

    印象派に関する情報は大体ここにある、必読本。年代順に書かれてあると見せかけて、意外と順番が前後したり、同じ話を別の角度から何度か書いたりするので、ちょっと混乱する時がある。1866年サロン、またも多くの落選者、ニューヴェルクルク伯爵へ落選者展開催嘆願書を書くセザンヌ、それは実はゾラの助けによるものと。画家たちは、このジャーナリストを頼り、1870年には新しい審査員リスト運動を画策(も失敗)。モネらを推しすぎたドービニーは他の審査員の不興を買う。1873年、つまり「印象派」誕生前年までで上巻は終わり。

  • chisarunn

    実はまだ普仏戦争の部分があるのだけれど、どうせ下巻へ続くし、今日書きたい、書いてしまいたいと思ったので書いちゃう。予想をぐっと上方に裏切られて面白い!権力と癒着した既製のものに対抗していこうとする若い力、感覚、考え方を持った人たちが、出会い、尊敬しあい、別れがあったりまた出会ったり。クロードくんは孤高の天才で皆に支えられエドガーくんは不本意にも巻き込まれ、オーギュストは天然ちゃん!あれこれ妄想して幸せに疲れました。

  • Bashlier

    4/5 研究者によって書かれた愛のあふれる作品。助走なしに詳細へ飛び込んでいくスタイルなので、印象派に関する基礎知識が下準備として求められます。細部への拘りが強すぎて冗長な箇所もあり、入門書としては不向きかもしれません。しかし、綿密な研究によって、作家達の人柄が透けて見えてくるような、臨場感のある作品に仕上がっています。教養としての美術から一歩踏み出して、深い知識をお求めになる方におすすめできる良作です。

  • 汲平

    セザンヌはポスト印象派のイメージが強かったのですが、こんな初期からグループに加わっていて、しかも結構ほめられている!「下手だから巨匠になれた画家」とかいう評価は一部のものだけだったのか・・・。コローやヨンキントとも思った以上に密接な関係だったのね。勉強になります。いよいよ第1回印象派展へ!

  • ワッカーパパ

    19世紀当時のフランスでは、画家として認められる唯一の方法はサロンで評価されること。本書は、新古典主義に則った保守的に選考されるサロンに認められることがなかった新進気鋭の若者たちが、「印象派」と呼ばれ突出した存在になるまでの歴史を辿ったノンクション。上巻では、彼らが世間に頭角を表す前の、クールベやコローと言った一世代前の巨匠たちとの関係や、モネ、ルノワール、セザンヌと言った今では有名過ぎる画家たちの若き頃の奮闘努力や人間関係にスポットが当てられている。モノクロではあるが作品も多く掲載されているのが嬉しい。

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