ジョン・メーナード・ケインズ

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ケインズ説得論集

ジョン・メーナード・ケインズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532354114
ISBN 10 : 4532354110
Format
Books
Release Date
April/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マクロ経済学の祖といわれるケインズは、実はタイムリーに現実経済を解説した時論家でもあった。デフレの本質を的確に捉えた彼の経済論は今こそ読むべき価値がある。ケインズ経済時論集が一流の翻訳家により復活。

【著者紹介】
J・M・ケインズ : 1883年イギリス生まれ。1905年ケンブリッジ大学卒業。1906年文官試験に合格しインド省勤務。1908年ケンブリッジ大学で貨幣論を研究。1915年大蔵省に勤務。1919年パリ講和会議に参加し、対独賠償要求に反対して辞任し『平和の経済的帰結』発表。1936年『雇用、利子、通貨の一般理論』発表。1944年ブレトンウッズ連合国通貨会議に参加。1945年IMF創設に関わり、IMFおよびIBRD総裁に就任。1946年逝去。経済学者、ジャーナリスト、思想家、投資家、官僚

山岡洋一 : 翻訳家。1949年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぐうぐう

    学生時代にケインズをかじったときには、時代の背景もあったのだろうけど、新自由主義を唱えるフリードマンのほうにこそ、共感を覚えたものだった。ところが、リーマンショックを経て、世界規模の不況の嵐が吹き荒れ、デフレが席巻する現在、20世紀初頭に語られたケインズの言葉の数々は、まるで預言書のようであり、実感としてしっくりと来るから驚きだ。しかし、この百年、ケインズに限らず、その説がずっと肯定され続けてきた経済学者は誰一人とていなかった。それは、経済が予測不可能な変態を遂げる生き物であることを何よりも物語っている。

  • やまやま

    原文の説得論集の中で訳者が現代において興味深いと考えた論文を選択し、また「自由放任の終わり」と「繁栄への道」は他著から引いて作成した論文集である。過去に宮崎訳で眺めたことがあったかもしれないが、「孫の世代の経済的可能性」を改めて読んで、楽観ぶりは悪くないな、と思った一方、「徳を積む」ことが大事と、松下幸之助さんのように今となっては運の補い方と慮ってしまうのも、時の経過のなせる業なのかもしれない。「景気拡大の政策」では大恐慌当時の保守党の均衡財政を揶揄し、ラジオではモノを買わないと一層不況ですよと語る。

  • masabi

    【概要】1919年から1930年代までのケインズが雑誌などで発表した論考集。【感想】誰かの支出は誰かの所得、故に供給過剰下で緊縮政策・倹約令は悪手と何度も繰り返している。デフレでは企業は借金しての新規事業に乗り出せないので、政府は追加の財政政策でデフレ見通しを止め、企業が新規事業に乗り出せるようにしなければならない。ケインズが導入した心理面の期待、乗数効果についても簡単に説明されている。当時も公務員の削減や不況下の増税といったどこかで見たことのある状況だったのだなと思った。

  • 1.3manen

    インフレーション(1919年)は、これからデフレ脱却を志向する日本経済にどのように読み取られるべきなのか。評者は、消費増税で自然と物価上昇するが、不況のままならスタグフレーションを懸念する。貯金ある者は崩すしかなく、無貯蓄世帯は生活保護か。倒産や失業が増え、治安悪化が憂慮される。ケインズはインフレ、デフレをどう思っていたか。1923年書いている。インフレは経済活動を刺激し過ぎ、不公正。デフレは、借り手に不公正で、不都合(27ページ)。日本が満州事変の1931年にケインズはラジオで節約を講演。すごい人だ。

  • Francis

    インフレーションとデフレーションに関するものや、金本位制に関するものなど、主にパンフレットに掲載された論文をまとめたもの。「自由放任の終わり」や「繁栄への道」はいかにもケインズらしい論文。有名な「一般理論」の次にケインズの本を読みたい人はこれを読むのがよさそう。なお、この山岡洋一訳は訳者が独自に編集を加えていて、もともとの本とは少し内容が異なるとのことなので注意が必要。

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