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バンディーニ家よ、春を待て

ジョン・ファンテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896424706
ISBN 10 : 4896424700
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    文章のリフレインを意図的に行う特徴のある文章。イタリアの家庭と言えばソフィアローレン演じるしっかりもので逞しいマンマとマストロヤンニ演じるモテモテだが頼りないパパが典型イメージだったがバンディ―ニ家の主は日本版ちゃぶ台ひっくり返す駄目父、星一徹だ。駄目父というあたりでもう星一徹ではないのかもしれない。母マリアもカトリックに傾倒しており、まるで『愛と誠』の愛に生きるお嬢様早乙女愛みたい。両親劇画調の濃い家で育った長男アルトゥーロ(作者投影)の切ない初恋。それでもスパゲティさえあれば春は来る、バンディ―二家に

  • ふるい

    寒く厳しく、やり場のない怒りが溜まる冬。しかし、どんな家庭にもかならず春はやってくる。犬の登場であっさりまとまっちゃうラストがいい!それと、マリアが店でなかなかつけ払いを言い出せなくて居心地悪くなる場面がなぜか印象的だった。

  • belle

    3冊目のジョン・ファンテ。今回も期待を裏切らないし、それ以上だった。バンディーニ家は春と父を待つ。雪に閉じ込められた季節を経てすべてが収まることを、母であり妻である〜マリアは知っていた〜のだろう。貧しくとも神の愛に包まれている。生き生きとした描写も相変わらず魅力だ。

  • arekcey

    家に帰り家に帰り、家に帰る外人の身辺に起こるあれやこれや。ご多聞にもれずに僕もブコウスキー経由でたどり着いたファンテ駅である。胸がいっぱいになる読後感を維持したまま、次作、塵に訊け! に行きたいわけだが、行きたいのだが、絶版。おいおいおいおい早く文庫化でも何でもいいから気軽に読める状況にしてくれよ。

  • keichato

    面白かった!アルトゥーロ・バンディーニのサーガの中では「塵に訊け」「ロサンゼルスへの道」と比べると、重めではあるけど、ファンテのリズムよく読ませる文章で面白くぐんぐん読んでしまう。アルトゥーロの、自分で罪を告白することで、なにか正しいことをしたようなつもりになっていたのに、犯した罪が母親にはバレバレだった、みたいな状況で急にキレたりする感じが、なんだか14歳という感じで良い。父親も良い。家族のドラマ。 雪によって閉ざされた家族の歩む道が、春に近づくにつれて雪解けのようにひらけていく、そんな感じがした。

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