Product Details
ISBN 10 : 4152101504
Content Description
1944年12月16日払暁、西部戦線アルデンヌ森林の静寂を破る、雷鳴のごとき砲声。ヒトラー自ら構想した作戦、第三帝国の命運を賭した一大反攻が開始されたのだ。ドイツ装甲部隊は奇襲に成功し、突破急進、連合軍の戦線に巨大な突出部「バルジ」を形成する。この突出部がさらに膨れあがれば、「バルジの戦い」はドイツ軍の勝利に終わる。それをくじくには要衝の都市バストーニュを死守しなければならない。守備隊のアメリカ第101空挺師団は包囲されながらも徹底抗戦する。彼らを救うべく、パットン将軍の大戦車軍団は北に猛進した―。スターリングラードに匹敵する巨大な戦場において、両軍首脳部はいかなる意思決定を行い、戦況はどのように変転したか。ピュリッツァー賞を受賞したジャーナリストが1000人以上の関係者に取材し、欧州戦線の決定的戦闘を再現する。
目次 : 第1部 “クリストローゼ”作戦(幽霊戦線/ “ラインの守り”/ 攻撃/ 突破/ 総くずれ/ クレルヴォーの最期)/ 第2部 「思う存分暴れろ」(ベルギーを貫く槍の穂先/ ルクセンブルクを貫く槍の穂先/ 降伏/ モントゴメリー登場/ 戦争の霧/ はっきりしてきた戦線/ ひとつの町の最期)/ 第3部 暗いクリスマス(“楕円形野戦築城地帯”/ 「ふざけるな!」/ ロシア高気圧/ 決断の日/ 「星のみ匂いて……」/ 「ムーズ進出は不可能」)/ 第4部 神々のたそがれ(戦闘の花形/ 死の候補者たち/ 「勇敢なる小銃隊員よ……」/ 勝敗さだかならぬ戦闘/ ウファリズの十字路/ 「なにもかも駄目だ」)
【著者紹介】
ジョン・トーランド : 1912年生まれ。ウィリアムズ大学でジャーナリズムを専攻。第二次大戦中は陸軍航空軍勤務(大尉)。戦後、フリーランスライターとなり、“ルック”“ライフ”誌等に寄稿。日本、台湾、グアム、東南アジアの各国を訪れて約500人に取材し、5年の歳月をかけて完成させた『大日本帝国の興亡』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、全5巻)で1971年度ピュリッツァー賞を受賞。他の著書に『最後の100日』『ディリンジャー時代』など。2004年没
大木毅 : 1961年、東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学(専門はドイツ現代史、国際政治史)。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学ほかの非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師などを経て著述に専念。『独ソ戦』(岩波新書)で「新書大賞2020」大賞を受賞
向後英一 : 1908年、千葉県生まれ。東京大学法学部卒。毎日新聞社外信部、海外特派員、論説委員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
泰然
読了日:2023/03/20
MUNEKAZ
読了日:2022/11/24
吉田よしこ
読了日:2023/02/25
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

