ジョン・トマス・スラデック

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Books

蒸気駆動の少年

ジョン・トマス・スラデック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309622019
ISBN 10 : 4309622011
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

暴虐な大統領を排除すべく、タイム・パトロール隊が用意したのは蒸気駆動の少年ロボット。だが…。表題作をはじめ、傑作23篇を収録。あらゆるジャンルとタブーを超越した究極の異色作家の、最初で最後の決定版。

【著者紹介】
ジョン・スラデック : 1937年アイオワ州生まれ。世界を放浪ののちロンドンに定住。英国でSF作家デビューを果たすものの、オカルト研究、本格推理作家など雑多きわまりない活動をくりひろげSF界随一の奇才として知られるようになる。もっぱらマッドでシュルレアリスティックな短篇小説で有名だが、Roderick二部作をはじめとするロボットものSFも高い評価を受ける。1984年Tik‐TokでBSFA(英国SF作家協会)賞受賞。肺の難病を得て2000年に死去。享年六十二歳

柳下毅一郎 : 1963年大阪府生まれ。東京大学工学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 澤水月

    SFミステリ幻想児童…まさかの残酷童話グロホラーは寝こむ、平山夢明かと。と思えば筒井の著名掌編そっくりなのも、まさか原著読んでいた?本が飛翔する話は小田雅久仁ぽいし爆笑自動車ポルノはバラード茶化し?全ジャンル書けちゃうだけあり多方面に影響。有名な「不安検出書B式」もはや小説の域を遥か超えてる!解くうち追い詰められる気持ちに。ロデリックに繋がるロボット物は現代の人格障害…空気が読めない人(スラデック?)暗喩か?離婚など割に私が滲むタイプな気が。クジラバーガー、不在の友に、などの余韻深く残る作品も良い

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    『ピストン式』はそっちの意味!?いや〜、思わず、笑ってしまうほどとんでもないまでにシュール且つ下品です(褒め言葉です)『月の消失に関する説明』は導いた法則は果たして狂った脳髄の夢か認知できない可能性か?『密室』のラストでひっくり返された感は思わず、あんぐり。残酷な後日譚版『ヘンゼルとグレーテル』な『血とショウガパン』は怖すぎるT-T異色の『不安検出書(B式)』はなぜ、記入者の性癖だけじゃなくて過去の足跡まで正確に把握しようとするのかということへのある二つの解答に思わず、寒気がしました。どちらも厭だ。

  • りー

    不条理なSFを基調とした短編集。23ものナンセンスな物語を収録しているので、その質や難易度はピンキリなのだけれど、結論として著者スラデックはいたずらっ子の様にその目を不穏に輝かせながら小説を書くおっさんなんじゃないかと思った。作風は全然違うけれど、遊び心という点で言えば筒井康隆に近いものがあるかもしれない。僕の読解力ではイマイチ理解できないものや、めんどくさくて頭に入ってこないものも多かったけれど、総合してみれば面白かった。暇な時にでも…、相当暇な時にでもゆっくり読み返したい。

  • 紅はこべ

    スラデックといえば『見えないグリーン』のイメージしかなかったので、こんな奇想SFの作家とは驚いた。車が性欲を持ってしまう「ピストン式」は笑えたし、「高速道路」の孤独感、「ゾイドたちの愛」の疎外感に胸打たれ。「血とショウガパン」ほど怖いグリムのパロディはあったろうか。「おとんまたち全員集合!」の皮肉は現在日本に十分通じる。ミステリも2編あったが、どちらも好みだった。この作家のユーモア感覚、好きだな。

  • かわうそ

    SF、ミステリーを中心とした奇妙な味の短篇群はあまりに多岐にわたっていて読み終えても統一感のある感想は浮かんでこない。多少玉石混淆の感がある中で印象に残ったのは、表題作と「高速道路」「血とショウガパン」あたり。

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