ジョン・ディクソン・カー

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帽子収集狂事件

ジョン・ディクソン・カー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488118303
ISBN 10 : 4488118305
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“いかれ帽子屋”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて…。比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンをうならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作。

【著者紹介】
三角和代 : 1965年福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    カーの中でも未読だった有名作。乱歩がベストに挙げて名の知れた一冊でもある。事件の発端の不可解性や、割りと複雑なタイムテーブル、多く用意されたミスリード等々、パズラーとしては高難易度であり、乱歩もそういう面に着目しての評価だろうが、いかんせん、小説としてかなり退屈。場面転換が少なく、登場人物の描写も、ほぼ捜査陣対関係者の聴取の図式に終始し、各々が接点を持って展開していくシーンがない。この結末を持ってくるならば、そういった面での仕込みもしておけば、もっと盛り上げられたのにと少し残念。

  • Kircheis

    ★★★★☆ 乱歩がカー作品のベストに挙げた作品。 個人的にもベストではないにしろ、かなり好きな作品だ。 カーらしい密室やホラーぽい演出がないのでマニアには物足りないかもしれないが、謎解きの明快さや二転三転する展開はかなり面白い。特にポーの原稿がなぜ紛失したのかと、ドリスコルがなぜ怯えていたのかの謎が判明する場面は大好き。 ただし事件が偶然に左右されすぎていることから、フェル博士が真相に辿り着けたのはご都合主義だと感じる。 あと最後の決断もあまり支持できない。

  • セウテス

    ギデオン・フェル博士シリーズ第2弾。〔再読〕ロンドンで帽子盗難事件、ポーの未発表原稿盗難事件が起き、その事件を追いかけていた記者が殺害されてしまう。バラバラに見えた三つの事件は、やがて見事なまでの繋がりを見せるのだが計算づくで巧い。三人の女性も、魅力的で伏線にもなっているという設定が匠だ。実はこのトリック、有栖川有栖「マジックミラー」のアリバイ講義の中で説明される程、後の作品に影響を与えた。但しカー作品は抽象的事象を推理のプロセスに組み込む論理があり、それを楽しめるかどうかで好き嫌いが別れるかも知れない。

  • 星落秋風五丈原

    さて、常にフェル博士のはぐらかしやからかいに耐えて?来たオトナの男ハドリー警部が今回はちょっとキレかける。「ここにいる博士についてわたしが残念なのはただひとつ、扇情小説の探偵を故意にまねていることだけですよ。その手の小説を博士は片っ端から読むのです。わかっていても口を閉ざし、意味ありげに“ハハア”!と言うんだ。」 ワトソン役の宿命を背負っている彼が、今回フェル博士に苦言を呈す。にもかかわらず、ちょろちょろとネズミのおもちゃで遊んでしまうフェル博士、全然反省しとらんな。ああハドリー警部の安寧の日は遠い。

  • yumiha

    乱歩のイチオシのディクスン・カーのミステリー。「セイウチ」とあだ名されるほど太ったフェル博士のお茶目なところが楽しい。帽子を盗んだ犯人は、その動機とともに予想が当たった✌でも、殺人犯の方は、その機会のあった被疑者からあれこれ条件を除外すれば、残るのはこの人!と予想したけれど、その動機もトリックも全く分からなかった。犯人の自白を聞いて、これ、後出しじゃんけんの動機やんと思った。トリックも、もう少し痕跡が欲しかった。でも、お茶目なフェル博士にまた会いたい。

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