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巨大なラジオ / 泳ぐ人

ジョン・チーヴァー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105070717
ISBN 10 : 4105070711
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞受賞。アメリカ短篇小説の名手と言われた都会派作家チーヴァーの世界。現代に新たな光を放つ、珠玉の短篇集。郊外の高級住宅地を舞台に描かれる洒脱でアイロニーに満ちた物語。20篇すべてに訳者の丁寧な解説を付し、村上春樹・柴田元幸が、「チーヴァーとその時代」を語り合う解説対談を収録!

【著者紹介】
ジョン・チーヴァー : 1912‐1982。米国マサチューセッツ州クインシー生まれ。高校中退後に書き上げた小説が批評家マルカム・カウリーの文芸誌「ニュー・リパブリック」に掲載されデビュー。1940年代から「ザ・ニューヨーカー」誌に東部の郊外住宅地に暮らす中産階級の人々を描いた短篇を数多く発表、J・D・サリンジャーと同時代に都会派の短篇小説家として活躍した。1957年の長篇小説『ワップショット家の人びと』で全米図書賞。短篇小説を集めた『The Stories of John Cheever』はベストセラーとなり、1979年のピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した。O・ヘンリー賞、ウィリアム・ディーン・ハウエルズ賞も受賞。70年代にはアイオワ大学で作家レイモンド・カーヴァーとも親交が深かった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    村上 春樹の翻訳モノも新作をコンスタントに読んでいます。いかにも村上春樹が好みそうな作家です。村上 春樹が訳さなかったら、ジョン・チーヴァーを一生読まなかったも知れません。雑誌『ニューヨーカー』中心に掲載されていただけあって、都会的でアイロニーに満ちた短編集でした。村上 春樹の解説も的確です。オススメは表題作『巨大なラジオ 』&『バベルの塔のクランシー』&『カントリー・ハズバンド』の三本です♪

  • Vakira

    短編集なので短編のレビューを;【四番目の警報】例えば美人女性の全裸舞台俳優がいるとしよう。何かのきっかけで知り合い、相思相愛となった時、全裸は止めて欲しいなんて言わない。ところが自分の彼女がアクターに興味を持ちオーディションに合格して全裸になる役だったら止めて欲しいというだろう。君の美しい裸体は他人に披露しないで欲しい。僕だけが見れることでいて欲しいっとなるだろう。その女性に出会うタイミングによって自分がその女性の人生に大きく影響してしまう事になる。だから真摯な大人は彼女の思いを尊重するのだ。

  • りつこ

    面白かった。アンソロジーで読んでいた作品(「シェイディー・昼の泥棒」「再会」)もあって、記憶力のない私にしたら珍しく覚えていた。テイストが似ているようでいてどれも違うので、20編入っているのだが飽きることがなかった。煮詰まった結婚生活を描くのがうまい!なんかいい感じに振る舞えてるオレからこんなオレはありえないへの転落のスピードもリアル。苦い物語が多いのにシニカルが鼻につかないのは稀有。村上春樹さんと柴田元幸さんの対談も二人のファンからするととってもお得。

  • Y2K☮

    短編集。登場人物は郊外に住む割と裕福な連中ばかり。でもあまり楽しそうじゃない。親族間や近所付き合いの煩わしさ。今の日本はコミュニティ内の繋がりが失われて云々と言いたがる人に本書をオススメしたい。訳者もそうだろうけど放っておいて欲しい人は大勢いる。あと日々の労働から得る収入が増えるとそれだけ生きる上での必要経費や支出も嵩むと何かで読んだのを思い出した。重苦しさと取ってつけたような救済のアンバランスは「ニューヨーカー」という権威メディアの嗜好に合わせたのか。表題作ふたつの「世にも奇妙な」的不気味さが後を引く。

  • tokko

    戦後アメリカの都会生活、しかも高級マンショというといかにも派手できらびやかな(というか豪奢で軽薄な)ものをイメージするかもしれませんが、ジョン・チーヴァーはそんなに単純ではありませんでした。そんな“いかにも”ハッピーな家庭生活の中に潜む狂気というか闇というか、陰の部分が垣間見えるのぞかせ方が非常にうまくて怖くなります。現代アメリカの抱える暗部をわかりやすく描くという、単純なテーマではないだけにその怖さが後を引きます。さすが村上さんチョイスですね。

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