ジョン・スタインベック

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怒りの葡萄 上 新潮文庫

ジョン・スタインベック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102101094
ISBN 10 : 4102101098
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米国オクラホマ州を激しい砂嵐が襲い、先祖が血と汗で開拓した農地は耕作不可能となった。大銀行に土地を奪われた農民たちは、トラックに家財を積み、故郷を捨てて、“乳と蜜が流れる”新天地カリフォルニアを目指したが…。ジョード一家に焦点をあて、1930年代のアメリカ大恐慌期に、苦境を切り抜けようとする情愛深い家族の姿を描いた、ノーベル文学賞作家による不朽の名作。

【著者紹介】
ジョン・スタインベック : 1902‐1968。カリフォルニア州サリーナス出身。スタンフォード大学で海洋生物学などを学ぶかたわら、農場や商店で働き、創作をはじめた。代表作『怒りの葡萄』で1940年にピューリッツァー賞を受賞、’62年にはノーベル賞を受けた

伏見威蕃 : 1951年東京生れ。早稲田大学商学部卒業。商社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    2016年幕開けの一冊となりました。1930年代のアメリカ、大恐慌。突如襲った嵐により耕すべき土地をなくした貧しき小作人達は、住み慣れた故郷を捨てあてもなくカリフォルニアへと向かう。土地を追われた小作人と新たに入ってきたトラクターの運転手の会話が印象的。人の手による農業ではなく、無機質な機械化の象徴。彼らのささやかな生活を奪い盗るのは「銀行」という得体のしれない物。富者が貧者から更に搾取する図式は、そのまま現代にも当てはまる物だ。果たしてジョード一家が目指す新天地カリフォルニアに明るい未来はあるのか?

  • キムチ

    旅先は読書がするする。この本も学生時代読んだときの薄い感想とはけた違いにダイナミックに脳を、感情を揺さぶった。先週DVDを見たこともあり、立体的にスタインベックのパッションを肉感した想い。刊行当時の論争は今からすると、時代の温度かなと。開拓農民の声が空中に散っていき、ケイシーの死がトムに与えた打撃がいかばかりかと。「出エジプト記」の概念をオクラホマをでて、いざカリフォルニア!の農民になぞらえ いなごの群れのごときエネルギーが砕かれていくさまの描写が熱い、そして悲しく痛い、!

  • えりか

    泥臭さと力強さを感じた。土地を奪われた一家をおそう幾つもの災難。家族は力を合わせ夢のカリフォルニアへとむかう。先の心配はしていられない。今やるべきことをやるだけ。土地があればいいのだろうか、効率的で利便的であれば、なんでもいいのだろうか。裕福さや権力だけがいつも正しいのだろうか。もっと大切なものがあるはず。家族や他人と支えあい、互いに思いやる気持ちだけは失ってはいけない。どうかジョード一家に安定と安心が訪るようにと願いながら下巻へ。

  • mii22.

    来る日も来る日もめらめらと照りつける太陽と、渇いて塵の舞う灰色の風景にまず圧倒される。激しい砂嵐により先祖の開拓した土地は耕作が不可能になり、大資本により土地を奪われた農民は新天地のカリフォルニアを目指す。そんな農民ジョード一家の目を通して、当時の厳しい自然と理不尽な社会に酷い仕打ちを受けながらも、懸命に生きようとする人びとの姿と日々の営みを知る。求めるものは土地と食物と家族の幸せ。新天地での生活は苦難の数々が待ち受けていると想像できる。それでも彼らは自分たちの選択した道を進むしかない。

  • 桜もち

    トラクターの出現により、昔ながらの農法を守り土地に根付いていた何百もの家族が理不尽に土地を奪われた。トラクターで家ごと押しつぶされ、新しい仕事を求めてカリフォルニアへ。家財と食料、満載の家族をボロトラックに乗せての旅は難航する。厳しい時は、家族は決して離れ離れになってはいけないというジョード家の母親が強かった。『やれるかって話になったら、なにもやれないよ。カリフォルニアへ行けない、なにもできない。でも、やるかって話なら、あたしたちはやりたいことをなんでもやる』これは、再読するとなおさら心打たれる種の本。

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