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戦場の素顔 アジャンクール、ワーテルロー、ソンム川の戦い

ジョン・キーガン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120051180
ISBN 10 : 4120051188
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

英仏百年戦争、ナポレオン戦争、第一次世界大戦―実際の矢玉の飛び交う戦場で、生身の人間としての兵士は、どのような経験をし、どうふるまうのか、弓矢と刀槍の時代、マスケット単発銃の時代、機関銃の時代の代表的会戦が、圧倒的臨場感と再現度で描かれる。英米で最も読まれる軍事史家の代表作!

目次 : 第1章 とおい昔の不仕合せなことども(生兵法はけがのもと/ 軍事史は将校教育において何の役に立つか ほか)/ 第2章 アジャンクール、一四一五年一〇月二五日(そのキャンペーン/ 会戦 ほか)/ 第3章 ワーテルロー、一八一五年六月一八日(そのキャンペーン/ 個々人の視角 ほか)/ 第4章 ソンム川、一九一六年七月一日(戦場/ 作戦計画 ほか)/ 第5章 会戦の未来(移動する戦場/ 会戦の本性 ほか)

【著者紹介】
ジョン・キーガン : 1934〜2012。軍事史家。オックスフォード大学卒業後、サンドハースト王立陸軍士官学校で、戦史を教える。1986年退官後、『デイリー・テレグラフ』で国防担当記者Defence Correspondentとして活躍

高橋均 : 1954年生。1982年、東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻博士課程中退。同大学教授等を経て、東京外国語大学教授。東京大学名誉教授。専攻・中南米史・中南米地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    古典的名著の本邦初訳である。アジャンクール・ワーテルロー・ソンム会戦を題材に「戦場ではその時、兵士たちに何が起きているか」を論じた大著である。600ページもある実にバルキーな書籍である。時代を追うことに、兵士達の労苦は大きくなっていく、無論アジャンクールが「優しい世界」であるわけでは無いが。最終章の結句「戦争が会戦を廃止した」たのは冷戦の帰結のみならず、その後の戦争をいみじくも予言したものと言えよう。より残虐で非差別的な戦争になったとも言えるかも知れない。ある程度軍事に、特に英国軍に通じていないと苦しい。

  • MUNEKAZ

    イギリスの著名な軍事史家が1976年に出した処女作。クリシェにまみれた表現と司令官視点でしか描かれていなかった過去の会戦の叙述を批判し、アジャンクール、ワーテルロー、ソンムの3つの会戦を、個々の兵士の視点で描く。戦場を俯瞰的に見るのでなく、歩兵対騎兵、負傷者、交戦意志などパーツごとに検証しており大変興味深い。どの戦いも英軍の視点でしか描かれていないのだが、それが逆に1人の兵士の体験した「戦場」というものに焦点を当てることになっている。難解で回りくどい部分を補う訳者のあとがきがありがたい。

  • ゆう

    戦場の素顔とあるが、戦争の悲惨さが主題ではなくあくまでも個々の兵士の目線に立ち、彼らが体験したことと戦場で起きた、或いは起きたであろうことを多くの資料や証言を基に冷静に客観的に描くことを目的としている。それは、時代が違えば武器も違う戦場ではあるが、その時代ごとに問題は当然あって、その問題がどの様にして兵士に対して直面したか、或いは将校に至る指揮官たちはどのようにしてその問題を克服しようと試みたのかという記録でもある。少々値は張るし個人的には難解であったが、戦争に関心のある方は読んで損はないと思う。

  • 爆撃project

    戦争を学ぶ者には是非とも読んでほしい傑作。戦場の兵士や将校の目線から見た戦場とその前後、意思決定仮定といったリアルが克明に描写される。

  • ひとり

    本書を読む読者の主な関心は、軍事に対する関心だろう。つまり本書が取り上げる3つの会戦に関する知識を得ること。よく言って知的好奇心が本書を読む動機だろう。それ故2・3・4章がこのような読者の関心を引くだろうし、訳者もこのような立場から解説を書いている。だが、このような関心は著者の本意ではない。何故なら「過去についての単なる知識でなく、その理解を広めることが歴史家の最重要任務」(p38)と著者が書いているからだ。(だから訳者は本書を正確に理解していない)

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