ジョン・エルダー・ロビソン

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ぼくの感情のスイッチが入った時 覚醒したアスペルガー者の手記 ハヤカワ・ノンフィクション

ジョン・エルダー・ロビソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152098573
ISBN 10 : 4152098570
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

他人の感情が読めないアスペルガーの私は、先進的脳神経科治療の中で『アルジャーノンに花束を』を現実に体験することに…小説をしのぐ感動を呼ぶノンフィクション。ワシントン・ポスト紙年間ベストブック。

目次 : 電撃的な提案/ 無関心の価値、一九七八年ごろ/ 医療用マグネット/ なぜ変わるのか?/ 馬力/ インフォームド・コンセント/ 脳刺激の歴史/ 私の脳をマッピングする/ 音楽がよみがえった夜/ 感情/ 救急車とともに歌う/ 家族の問題/ 人を見抜く/ 幻覚と現実/ 覚醒/ SFが現実になる/ ゼロサム・ゲーム/ 音楽のきらめき/ 余波/ 生まれながらのエンジニア/ 言語能力/ もっと繊細な変化/ 異なる種類の成功/ 歴史を書き替える/ 恐怖/ 新たな始まり/ 砂嵐を消す/ 心を読む人/ 家族の死/ ふたたび音楽の世界へ/ 追記―その後

【著者紹介】
ジョン・エルダー・ロビソン : 自動車修理会社“ロビソン・サービス”の経営者。アスペルガー症候群である自分について率直に綴った“ニューヨーク・タイムズ”ベストセラー、『眼を見なさい!』などでも著名。会社経営のかたわらウィリアム・アンド・メアリー・カレッジで神経多様性研究の常勤研究員を務める。『ハサミを持って突っ走る』の著者、オーガステン・バロウズは実弟

高橋知子 : 甲南大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    自閉症(アスペルガー症候群)の著者が50歳を前に受けたTMS(頭にコイルを当て、磁場を発生させて行う治療)について、彼の人生について語っている。治療は良かったはずだ。しかし、本を閉じる頃に思ったのは、小題にも使われている言葉、ゼロサム。治療を受けたことで、人の表情を読み、感情を共有し、それによる周りの反応を感じ、知らなかったことに驚愕し、新たに得たものにワクワクする。この中で作者が何度も引用している『アルジャーノンに花束を』について改めて考えた。どう生きるか、もうこれが根底かもしれない。

  • 優希

    アスペルガーの著者が、TMSの治療の経過を紡いでいます。治療を受けた後、どのような変化や影響があったかを事細かく記述されているので、とても興味深かったです。当事者として読み、こんな治療法もあるのかと思いました。

  • ころこ

    TMSという脳に電気を流す方法によってASDを改善できた体験記です。『アルジャーノンに花束を』が引かれ、あたかも知的障害者の知能が良くなるかのような導入のされ方ですが、著者はASDですが知能は明らかに高い。知的障害者も自閉症と呼ばれることがあり、問題が整理できていない印象です。治療によって社会生活が上手くいくようになった一方で、聴こえてきたひとの気持ちは敵意や悲しみ、過去の行いを想起して後悔するなど実は新たな経験は楽しいものばかりではない、というのが最後に前妻を亡くした場面と共に『アルジャーノン』に掛かっ

  • k sato

    「アルジャーノンに花束を」が現実になった。この本は、TMSを自閉症に応用するための実験に参加したジョンの回想録だ。うつ病に適用されるTMSは、脳の特定部位を磁気で刺激し、神経活動を調節する治療。ジョンの論理的思考は群を抜いているが、人の感情を察知できなかった。それゆえ、社会的な生きづらさを抱えていた。実験後、音楽に感動するという不思議な経験をする。さらに、抑うつ症の妻をみて同情心が芽生え、心が押しつぶされそうになった。そんな彼は、無感覚でいるほうが幸せだったと振り返る。そもそも、自閉症は治療すべき病なのか

  • タツヤ

    自閉症の人が先進的な実験に参加した体験記。 実験のこと以外にも、色々と個人的なことを書いているから読み応えがある。 結構、個人的な考察が多いから、どこまでが事実で、どこまでが考えなのか、判別が難しい。

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