ジョナサン・ドローリ

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世界の樹木をめぐる80の物語

ジョナサン・ドローリ

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760151905
ISBN 10 : 4760151907
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スズカケノキ、ニレ、マロニエ、オリーブ、カシュー、センダン、ウルシ、ドリアン、シャラ、ブラジルナッツノキ、パンノキ、クログルミ…世界各地の代表的な木について、そこに暮らす人々と木への思いや歴史、具体的な利用のされ方、木の置かれた状況、なぜ人は木にいろいろな思いを抱くのか、木をめぐる戦い、略奪、思い違い、樹木の生きるための戦略など、さまざまな木をめぐる物語を細密なイラストとともに描く心癒やされる一冊。

目次 : ヨーロッパ北部/ ヨーロッパ南部・北アフリカ/ 東地中海/ アフリカ/ 中央アジア・南アジア/ 東アジア/ 東南アジア/ オセアニア/ 南米/ メキシコ・中米・カリブ海域諸島/ 北米

【著者紹介】
ジョナサン・ドローリ : エデン・プロジェクト評議員、世界自然保護基金(WWF)アンバサダー。過去には9年にわたりキューガーデンとウッドランド・トラストの評議員を務めた。ロンドン・リンネ協会およびロンドン動物学会フェロー。元BBCドキュメンタリー番組制作者。2006年にCBE(大英帝国3等勲爵士)受勲

ルシール・クレール : フランス人イラストレーター。パリとロンドンで美術を学んだ後、世界的な高級服飾店、博物館、ヒストリック・ロイヤル・パレシズと仕事をしてきた。作品はドローイングとシルクスクリーンを用いて生み出され、ロンドンや、自然と都市との関係からインスピレーションを得たものが多い

三枝小夜子 : 東京大学理学部物理学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『 世界の樹木をめぐる80の物語 』 樹木に...

投稿日:2021/07/27 (火)

『 世界の樹木をめぐる80の物語 』 樹木に関係することを通して、見えてくるさまざまな文化や環境や物語。各国のそれぞれの空気感を味わえたり、知識が広がりゆく想い。人として考えさせられることもあり、自然が発するメッセージが響いてきたり、文章としても素晴らしい。画集としても楽しめる作品数と見応えのある楽しいクオリティー。身近に感じる樹木の話しや遠方の珍しい種の話し、想像もつかないマニアックな話しまで、いろいろと楽しめます。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 帽子を編みます

    良い本でした。本棚に並んでいるのを見てどうしても借りたくなるそんな本です。木に関する話と端正な挿画。うなずいたり、驚いたり、知識が広がります、木をめぐり深刻な話があったり、絶滅の危機が迫っていたりします。私が好きなのは、セコイア、落羽松です。小学校の校庭にあったのはセコイアの木、形がよく葉も優しく見守ってくれる気がしました。今住んでいるところには落羽松の大木があります。大きな木には、見守ってもらえる安心感があります。どの木にも物語があり、好きになりそうです。

  • なんといっても静謐で精緻な筆致による挿絵が魅力的。ページ開くだけで、すぅーって樹の匂いが漂ってくる感じ。日本からは桜と漆が取り上げられ、即身仏になるのに3年間漆のお茶飲んで蓄積させたという豆知識も。タビビトノキはキツネザルが受粉させるんだけど、キツネザルが絶滅危惧種になってきたから、タビビトノキも絶滅しそうらしい。しかし落ち着くいい本だった。

  • なおこっか

    豊かな樹木の、豊かな本。世界を西から東へたどりながら各国の樹木を紹介してくれる。生態、人や街との関わりは古代から現代まで 幅広くカバーされ、時に神話もからめて。何より全ての木に挿し絵がついている贅沢。ポルトガルのコルクガシ、フィンランドのオウシュウシラカバのように景色をまざまざ思い出せる木もあれば、ボダイジュやバオバブのようにこれから出会いたい木も。果実の話題も多々。日本の木として紹介されたのはウルシとソメイヨシノ。世界の全てのリンゴの源泉はカザフスタン天山山脈のマルス・シエウェルシイだった。

  • まろまろ

    まず目に飛び込むのは迫力のイラスト、美し過ぎて心に染みる。 「オウシュウシラカバ」は幹が白いおかげで温度が上がり過ぎない。 「セイヨウツゲ」は木管楽器の材料に、「セイヨウシナノキ」の花はハーブティの原料に、孔雀のような「旅人の木」、「アルガンノキ」にはヤギがなる?「バオバブ」の果実ジュースも気になる。 遥かな時を超えて人間を見守り人間に関わってきた樹木たち。そんな木々の知恵や個性を綴るジョナサンさんに敬意を表する。

  • カエル子

    古来より人間がいかに木々に助けられてきたかを教えてくれる良書。生存の危機に瀕した状態にある木々も少なくなく、その原因の多くを作ったのも人間だということを思い知らせてくれる。生き残るために最適な状態を自ら創造してきた植物たちが、今後も生き続けられるように人間は気を配らなければならない。というか、せめて邪魔はするまい。ヤギがアルガンノキに登っている様子、モロッコで見逃しちゃったな笑。街を紫色に染めるジャカランダの木を見にアルゼンチンへ行きたいなー。コルクガシを守るために、コルク栓のワインを飲むようにしよう。

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