ジョゼフ・e・レ・ドゥー

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シナプスが人格をつくる 脳細胞から自己の総体へ

ジョゼフ・e・レ・ドゥー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622071105
ISBN 10 : 462207110X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人格の構造はシナプスのレベルからどの程度理解されているのか。この疑問に答えようとする壮大な試み。ミクロの素子から人格の構造とダイナミクスが生じる仕組みを、情動の神経科学の第一人者が還元主義的に解明。

【著者紹介】
ジョゼフ・ルドゥー : 1949年生まれ。ニューヨーク大学神経科学センター教授。徹底した還元主義の立場をとり、実験的に検証可能なアプローチによる情動(感情)メカニズムの解明というテーマに長年取り組んでいる。特に、恐怖の神経メカニズムに関する主導的研究者である

森憲作 : 東京大学大学院医学系研究科教授。専門は神経科学。昭和53年大阪大学で工学博士取得後、群馬大学、イェール大学の研究職を経て、昭和62年に(財)大阪バイオサイエンス研究所第3研究部副部長に就任。平成7年から理化学研究所に移り、国際フロンティア研究システム・グループディレクター、平成9年から理化学研究所・脳科学総合研究センター・グループディレクター。平成11年から現職。嗅覚神経系の基本構造・機能や匂い情報処理回路などの細胞生理学的研究に携わっている

谷垣暁美 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • roughfractus02

    情動と感情の関係を重視すると意識が前景化し、シナプスから見ると個々に異なる自己が作られる理由が見える。著者は、哲学や心理学の自己の解釈をニューロンシステムから接近し、神経回路による記憶の作られ方の区別(明示的:海馬/内示的:扁桃体)をベースにシナプス可塑性に向かう。このニューロンの隙間は、結合のパターンを作って何らかの対象に恐怖を感じる経験を長期増強(LTP)する一方、その可塑的性質によって新たに書き込まれ修正され続ける。本書全体が自己(知・情・意)についての要素還元からのボトムアップ的論証になっている。

  • はる

    福岡さんの動的平衡に紹介されていた。食べたものが消化されアミノ酸にまで分解され、再度自らのタンパク質に組み立てられに、身体の細胞のタンパク質分子として入れ替えられる。意識や認知や情動やモティベーションが生まれる脳においても。諸行無常にも見えるこの変化の何処に意識や情動が宿るのだろう。それが不思議で読み出した。 どうも記憶は感覚器官を通してニューロンとシナプスが織りなすプロセスとして貯えられているようだ。福岡さんの分子が更新されてもシステムとして残るは、その意味なのだろうなと思う。→

  • mkt

    心の三部作:「知(認知)」「情(情動)」「意(モチベーション)」から構成されると考えられてきた/ホルモンが脳に達するまで:体内の腺から分泌されたホルモンは血流を通って直接脳に影響を与えるか脳に神経を送っている器官の中で作用して間接的に脳に影響を与える/恐怖により脳の扁桃体が活性化される/ストレスを与える刺激があると、副腎皮質ホルモンと関連する/情動刺激が情動反応を誘発し、行動をモチベートする/ストレスはうつ病の引き金/心の三部作は一体として動くようにする/ 20210325読了 484P 80分

  • mamatutu

    シナプスの可塑性をベースにボトムアップ的に心や人格がどう作られているかを積み上げていった本 純粋理系的というか還元主義的というか、さまざまな例を含めて面白かったが、今読みたかった意識•心話とはちょっと違ったので後半は斜め読み

  • ばにき

    記憶の神経科学が中心。最後まで読むと、あなたはあなたのシナプスである、という言葉に説得力がある

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