ジョゼフ・e・ユージンスキ

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陰謀論入門 誰が、なぜ信じるのか?

ジョゼフ・e・ユージンスキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861828942
ISBN 10 : 4861828945
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
247p;19

内容詳細

さまざまな「陰謀」説がネットやニュースで氾濫するなか、個別の真偽を問うのではなく、そもそも「陰謀論」とは何なのか、なぜ問題となるのか、どんな人が信じやすいのかを解明するため、最新の研究、データを用いて、適切な概念定義と分析手法を紹介し、私たちが「陰謀論」といかに向き合うべきかを明らかにする。アメリカで近年、政治学、心理学、社会学、哲学などの多分野を横断し、急速に発展する分野の第一人者による最良の入門書。

目次 : 第1章 なぜ陰謀論を学ぶのか/ 第2章 陰謀論とは何か/ 第3章 陰謀・特異なものへの信念の支持/ 第4章 陰謀論の心理学と社会学/ 第5章 陰謀論の政治学/ 第6章 トランプ大統領、インターネット、陰謀、陰謀論

【著者紹介】
ジョゼフ・E.ユージンスキ : マイアミ大学教養学部政治学教授。「陰謀論」研究の第一人者として、米国内外の主要メディアから500回以上のインタビューを受けている。「人はなぜ陰謀論を信じるのか」という問いを追究し、全国調査と実験を用いて、人が陰謀論を受け入れるか、受け入れないかを決定する要因の解明に努めている

北村京子 : ロンドン留学後、会社員を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ さん

    人は何かを信じねば生きていけない。特に自分や属する集団は正しいはずなのに政治的経済的に不遇だったり、家族も友人もなく孤独に苛まれていると、なぜこんなひどい目に遭うのか理由を探し求める。そこで手の届かない謎の権力の陰謀が原因と吹き込まれると、「自分が正しく世界が間違っている」納得できる理由として陰謀論を受け入れてしまう。SNSが発達した今日は、その真偽を確かめるのも難しい。7月8日の暗殺事件も、権力者と宗教団体が裏で結託しているとの陰謀論に囚われたのが原因とされる。陰謀論とは人の弱さ愚かさの究極の形なのだ。

  • くさてる さん

    そもそも「陰謀論」とは何か、なぜ問題となるのか、どういう風に人は「陰謀論」を信じるようになるのか、「陰謀論」はどこから生まれ、どう変化していくのか、これまでにどんな「陰謀論」があったのか……そういったことが網羅されていて、まさに入門という感じの良書でした。著者の姿勢が、ユーモアを忘れないながらも真摯なのがまた良かったです。

  • テツ さん

    ありとあらゆる事柄について懐疑的であることは別に悪いことではないのだけれど、疑ってかかった結果として至ったのであろう噴飯物の理屈に対しては決して疑うことなく盲信してしまうって考えてみれば不思議なことだよな。与えられた情報にどれだけ真実みがあったとしてもきちんと精査することと、世界はそんな単純な仕組みで動いてはいないのだと覚悟すること(何かしらの単一の原因によりまずいと思われる状況に向かっていると考えるのは楽だもんね。でもそれは逃げだ)それを忘れずにいないと誰だって陰謀論にハマってしまう。

  • てながあしなが さん

    結構期待してたんだが、期待したハードルを超えてこなかった感は否めない。左派からも陰謀論が提出されている(サンダースとか)ってのは面白い指摘で、もはや何をもって陰謀論とするか、という定義の話は面白いんだけど、そこは踏み込んでない。 また、個人的には「どんな人が信じやすいか」みたいな話がいっぱい聞きたかったんだけど、研究がまだあまり出てないからかそこへの物言いも慎重。テーマは面白いのに、本にするのが早かったパターンなのかも、と思った。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    程度の差はあれど、誰でも人生で出会う予想のつかない出来事を、秘密主義の強力な集団の行動のせいにしたがる傾向があります。 また、人が知り得る情報は限られており、人は情報を整理するために、情報の「一般化」や「合理化」を無意識に行う傾向もあると思います。 「これは誰かの陰謀に違いない」と考えてしまうのは、人間の脳が持つ「一般化」や「合理化」のなせる技なのかもしれません。 しかし、「陰謀論はよく売れる」ようです(笑) 陰謀論により、「誰が得をしたか」を考えると「陰謀論」から逃れられるのかもしれません。

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