Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• の

  読了日：2011/05/17

  アメリカ大陸で生き延びる術として、白人アメリカ大衆文化のコードに則した道化師「サンボ」を演じる道を選んだ黒人の姿を追い、他民族に対する偏見と差別の形成根源を、当時のエピソードから見極める本。当初は白人に付き従い気の効いた助言を呈する立場であったが、次第に陽気で深く考えない面を演技で強調するようになり「愚かな馬鹿者」のイメージが定着していく。このサンボ像を造り出すことでマイノリティを屈服させる大義名分を支配体制に与え、固定観念化され「ちびくろサンボ」が生まれる原因となった。黒人史が俯瞰可能で、ネタも面白い。

• だちょう

  読了日：2018/03/02

  すみません、生まれて初めて読み終わらなかった本のレビューを書きます。 内容は非常に興味深いのだろうけど、訳文があまりにもひどい。直訳調、とかそういう問題ではなく、そもそも訳文が意味ある言葉になっていない。 「道化師の与える様々な助言は迷いが吹っ切れて結論を早々と出してくれる」 「見逃すことができないこととしてユーモアのイメージを狭く解釈するとこの時期いくつかの社会問題に刺激を受けていた」 こういった、全く意味が成り立っていない文章がひたすら続く……。読んでてかなりつらかった。

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