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ロウソクのために一シリングを

ジョセフィン・テイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150017040
ISBN 10 : 4150017042
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女優の溺死は、事故か、他殺か。彼女の奇妙な遺言に、捜査陣は翻弄されるが。名作『時の娘』のグラント警部初登場。黄金時代の傑作。

【著者紹介】
ジョセフィン・テイ : 1896年スコットランド生まれ。1929年からゴードン・ダヴィオット名義で執筆していたが、36年からはテイ名義で作品を発表。歴史ミステリの傑作『時の娘』発表直後の52年に死去した

直良和美 : お茶の水女子大学理学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    リチャード三世の真実に迫る「時の娘」で登場したグラント警部の初登場作品。犯人の言い分に思わず、目を疑いたくなります。色々、奮闘する背伸びしたがりだけど年相応な女の子、エリカが大好きです^^

  • ごへいもち

    メインの登場人物は魅力的だけど…

  • 紅はこべ

    アラン・グラント警部初登場作品。ヒッチコック映画の原作だそうで。グラントは直感で容疑者が犯人ではないと思っていても、状況証拠が揃えば、逮捕もやむなしという姿勢。感情には流されず、また自らの過ちを認めるのも吝かではないという、清々しい人物像。『時の娘』で人間の顔に興味があると言っていたグラント、本作でもその傾向が見られる。毛色の変わった少女の活躍も面白い。

  • madhatter

    再読。所謂読者参加型の推理ではないし、真相もあっさり目だ。「有罪なのは誰か」より「ティズダルの無罪」を立証する方にウェイトを置いて、物語を牽引しているような印象を受ける。真犯人や、魅力的な題名の由来となった人物を含む容疑者は複数存在しているのだが、いずれも露出が少ない。と言うか、彼ら以上にティズダルやエリカが目立っているのである。特にエリカの頑張り方が非常に可愛らしく、退屈はしなかった。どちらかと言えばグラントも、彼等にキリキリ舞いさせられているようで、それが楽しい(笑)。

  • tsato

    黄金期の作家的な位置付けのテイだが、名探偵というより平凡な警官のグラント、不合理な動機、捜査の合間の風俗描写等、黄金期から現代ミステリへの過渡期の作品、というよりは現代ミステリそのもの。尤も、各容疑者をじっくり描写していく現代英国ミステリ(ジェイムズとかクリーヴスとか)に比して、エリカの活躍する中盤以外はほぼグラントの視点から捜査をしていくだけで、風俗小説的、群像劇的には薄味。逮捕されそうになって錯乱した犯人の支離滅裂な台詞は面白かった。

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