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ジャンヌ・ダルク 中公文庫

ジュール・ミシュレ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122067851
ISBN 10 : 4122067855
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史家ミシュレが、大著『フランス史』で描いた人物のなかでも特に愛した“救国のヒロイン”ジャンヌ・ダルク。百年戦争下のフランスを窮地から救いながら、異端者として火刑に処せられる数奇な生涯を、ミシュレはキリストになぞらえ、共感と情熱をこめて描き出す。

目次 : 1 ジャンヌの子供時代とその召命/ 2 ジャンヌ、オルレアンを解放し王をランスで祝聖させる/ 3 ジャンヌ、裏切られ売り渡される/ 4 裁判―ジャンヌ、教会に従うことを拒絶/ 5 誘惑/ 6 死

【著者紹介】
ジュール・ミシュレ : 1798年、パリ生まれ。歴史家。エコール・ノルマル、コレージュ・ド・フランス等の教授を務めるが、ナポレオン三世の即位に反対して公職を追われる。1874年、没

森井真 : 1919年生まれ。明治学院大学元学長。東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。ストラスブール大学大学院に留学。65〜90年、明治学院大学文学部で教鞭を執る

田代葆 : 1947年生まれ。慶應義塾大学大学院仏文科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かふ

    シェイクスピア『ヘンリー六世』の淫蕩な魔女としてのジャンヌを耐えられなくフランスの作家として「聖女」ジャンヌを描いたこの本を読んだ。100年戦争を通して、フランスではジャンヌ・ダルクの台頭とフランス革命で国民国家が築き上げられた。イギリスは薔薇戦争を経て政教分離のクロムウェルの改革(清教徒革命)を、その過程を描いたシェイクスピアとミシュレは国民作家なのだろう。ミシュレはジャンヌ・ダルクを「聖女」としてキリスト教の信仰の中で現れたキリスト(使命ー活動ー受難)として描こうした。

  • ロビン

    フランスの偉大な歴史家ミシュレの『フランス史』の中からジャンヌ・ダルクに関する部分を抜き出したものの邦訳。ジャンヌの神格化を退け、実際の裁判の記録などに基づきながら、フランスを救ったにも関わらずフランスに裏切られた少女の短い人生を描き、最期まで善良さと優しさを失わなかったジャンヌを讃えている。ジャンヌのおかげで王になれた不知恩なシャルル七世や、自分たちの正統性だけに固執する教会がジャンヌに背を向け、イギリス人には魔女として扱われる中、幾人か身の危険を冒してもジャンヌの味方になってくれた人がいるのが救いか。

  • nishiyan

    歴史家ミシュレが百年戦争で亡国の危機に瀕したフランスを救いながらも異端者として火刑に処された「ジャンヌ・ダルク」の数奇な運命を描いた評伝。膨大な登場人物にたくさんの註と、読むのになかなか骨が折れた。百年戦争についての基礎知識がないと厳しいのだが、ジャンヌ・ダルクが如何に利用されて、最後に火刑にならざるを得なかった理由が、大まかな流れは理解できたのはよかったかな。ジャンヌ・ダルクが登場する著書もある佐藤賢一氏による解説は面白い。死後も政治家に利用され続ける彼女は天に召されて何を思うのか気になった。

  • ジュンジュン

    半分は注釈で埋め尽くされ、本文は150ページほど。それでも手こずる。19世紀の著作であるのと、百年戦争の知識不足が原因だろう。残念ながら佐藤賢一の解説が一番わかりやすかった(笑)。あらためてジャンヌダルク活動期間の短さに驚く。歴史の表舞台に登場して一年で捕まり、さらに一年で死す、つまり二年間!まさに奇蹟。

  • shinobu

    じいさんたちの政治の駆け引きの道具として利用された、哀れな少女ジャンヌの記録。著者のミシュレは相当思い入れがあるようで、読むほうも感情移入してしまう。

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