ジャン=ガブリエル・ガナシア

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虚妄のAI神話:「シンギュラリティを葬り去る」 (ハヤカワ文庫NF)

ジャン=ガブリエル・ガナシア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150505431
ISBN 10 : 4150505438
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
216p;16

内容詳細

「2045年、AI(人工知能)は人類を凌ぐ知性を獲得する」―著名な科学者や企業家が提唱する「シンギュラリティ(技術的特異点)」の到来は、科学的根拠の乏しい「おとぎ話」にすぎない!では、AI開発に巨額を投じる一方でシンギュラリティ仮説にもとづきAIの脅威を触れまわる、GAFAらメガテック企業の野望とは?フランスの哲学者が放つ警告。

目次 : 第1章 状況は切迫している(らしい)/ 第2章 技術的特異点/ 第3章 指数関数的な爆発/ 第4章 コンピュータは自律できるか?/ 第5章 現代のグノーシス/ 第6章 来たるべき未来/ 第7章 シンギュラリティと終末論/ 第8章 偽りの人類愛

【著者紹介】
ジャン=ガブリエル・ガナシア : 哲学者。ソルボンヌ大学コンピュータ・サイエンス教授。同大学の情報学研究所で、認知モデルや機械学習など人工知能(AI)に関する研究を行なう「ACASA」のトップを20年以上にわたり務める。2016年9月より、フランス国立科学研究センター倫理委員会委員長。AIに関する著作が多数あるほか、2019年2月にはGabriel Na¨ejのペンネームで小説Ce matin,maman a ´et´e t´el´echarg´ee(今朝、お母さんがダウンロードされた)を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • C-biscuit さん

    図書館で借りる。AIのシンギュラリティについて書かれているが、否定的な立場の本である。自分自身もそう思う。コンピューターが発展がめざましいが、ムーアの法則もいつまでも続かないことも書かれていた。いずれ物理的な限界が来るようである。最も量子コンピューターなどの仕組みが違うものが台頭してくるのであろうが、そういう予想の域を出ない未来であると感じる。ただ、こういうことを楽観的に考えるか、真剣にリスクをどう捉えるかである。科学者など発言力のある人が警笛を鳴らしていることは軽視できない事実でもある。将来はいかに。

  • 紡ぎ猫 さん

    すみません。シンギュラリティは来るものだとばっかり思ってました。シンギュラリティの脅威を喧伝しながらAI開発に巨額を注ぎ込む大企業は、ここで開発を止めたら他社に先を越されるという強迫観念からだと思ってました。でも、だからといってシンギュラリティは来ないとこの本は全否定しているのではなく、あくまでそういう可能性があるというにとどまっている。結局シンギュラリティは来るのか来ないのか、この本を読んだだけではわかりませんでした。

  • 大先生 さん

    フランスの哲学者・AI研究者によるシンギュラリティ否定本です。シンギュラリティ仮説には楽観論、悲観論があるが、「真面目に検討するに値しない」「ほとんどありそうにないこと」。それなのにGAFAM等の巨大ハイテクIT企業がシンギュラリティ仮説を支持する目的は、【@技術が自律的に進歩して人間を支配するかもしれないが、それは歴史の必然で人間にはどうしようもないと宣伝したい(=責任回避)、A近代国家に代わって世界を支配し、新しい世界を創り上げるという政治的目的を有していることに気づかせない(=目くらまし)】だと。

  • ふるい さん

    "それにしても、現代の科学技術と大昔の神話が共存する姿には、驚かずにはいられない。超近代化されたこの時代に、テクノロジーと神話が手を取り合ってギリシャ神話を復活させようとしているのだ。" (p.148)

  • 塩崎ツトム さん

    そもそもの「シンギュラリティ」がふわっとした、IT企業が宣伝用に吹聴している与太話なので、それに関する批判も非常にふわっとしている。少なくとも昨今の第三次AIブームは、自動運転車などある程度の成果を残しつつ、今までのAIブームとおなじく、「期待外れ」とあきられて終息するのではないか。

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哲学者。ソルボンヌ大学コンピュータ・サイエンス教授。同大学の情報学研究所で、認知モデルや機械学習など人工知能(AI)に関する研究を行なう「ACASA」のトップを20年以上にわたり務める。2016年9月より、フランス国立科学研究センター倫理委員会委員長。AIに関する著作が多数あるほか、2019年2月に

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