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ISBN 10 : 432615473X
Content Description
聖職者に代わって偉くなったのは医者だった?医療が神聖なものになった?フランス近代医療史を、理性という聖域の歴史として読み解き、未来を示す。
目次 : 第1部 医療の神聖化と脱神聖化―歴史社会学の観点から(医療の神聖化―フランスにおけるライシテの裏面/ 医療の勝利とライシテの確立―「白衣の男たち」の君臨/ 医師と女性―医療教権主義の実態/ 勝ち誇る聖職者から不確実な聖職者へ)/ 第2部 医療理性の危機(医療―社会とその矛盾を映す鏡/ 産業型社会の健康、ポスト産業型社会の健康/ 医療と病院―幻想の劇場/ 脱幻想化されてもなお共和主義的な医療のために)/ 結論 新しい医療に向かって―聖の減退、生の増進
【著者紹介】
ジャン・ボベロ : 1941年生まれ。専門はプロテスタントとライシテの歴史社会学。高等研究実習院で講座「プロテスタンティズムの歴史と社会学」の教授(1978年から1990年)、講座「ライシテの歴史と社会学」(1991年から2007年)の初代教授を歴任。1995年には「宗教とライシテの社会学グループ」を創設し、2007年まで初代所長を務めた。現在は高等研究実習院の名誉学長・名誉教授
ラファエル・リオジエ : 1967年生まれ。専門は哲学、宗教社会学。西洋における仏教をテーマとする博士論文をエクス=マルセイユ第三大学に提出して学位を取得。その後、哲学と宗教社会学の観点からライシテ、グローバル化、アイデンティティなどの現代的テーマを扱った著作を精力的に執筆している。現在はエクス=アン=プロヴァンス政治学院教授
伊達聖伸 : 1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授。専門は宗教学、フランス語圏地域研究
田中浩喜 : 1992年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程。専門は宗教学、フランス地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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