ジャン・ピンボロー

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図書館に児童室ができた日 アン・キャロル・ムーアのものがたり

ジャン・ピンボロー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198636579
ISBN 10 : 4198636575
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
28

内容詳細

むかし、アメリカ合衆国のちいさな町に、じぶんのかんがえをしっかりもった女の子がいました。まだ、女の人がじぶんのかんがえで仕事をえらぶのがめずらしかった時代、その女の子は、やがてニューヨークの町にでてせんもんのべんきょうをすると、図書館ではたらきはじめます。そして、ニューヨークのあたらしいおおきな図書館に、すばらしい「児童室」をつくったのです。児童図書館サービスの先駆者のひとりアン・キャロル・ムーアの生涯を紹介。ひとりの女性の生き方としても興味深い、歴史をものがたる絵本。5才〜。

【著者紹介】
ジャン・ピンボロー : アメリカ合衆国テキサス州出身の作家、編集者。ブリガムヤング大学大学院修了後、雑誌編集者をつとめ、やがてフリーランスのライターとして活躍。絵本『図書館に児童室ができた日―アン・キャロル・ムーアのものがたり』がはじめての子どもむけの作品

デビー・アトウェル : アメリカ合衆国在住の絵本作家。1953年生まれ。アメリカの文化や歴史をテーマにした絵本を数多く描いており、メイン州リメリックに近い町で、作家の夫といっしょにくらしている

張替恵子 : 日野市立図書館で児童サービスを担当した後、1993年から公益財団法人東京子ども図書館に勤務。現在常務理事・事務局長。ブックリストの編集や書評などに携わる。図書館や学校で、お話やブックトークを数多くおこなうとともに、各地で研修講師として指導にあたる。武蔵野大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とよぽん さん

    アメリカのライター、ジャン・ピンボロー初の子供向け作品とのこと。1870年頃の実話をもとにした、メイン州リメリック生まれの女の子の物語。自分の考えをしっかりもっていたアンは幼い頃から本を読む楽しみを覚え、図書館に関する仕事に就く。子どもに本を・・・その試み、挑戦、アイデアが素晴らしく、常に果敢でアクティブな生涯を送った。1950年代に石井桃子さんがアメリカに行ったとき、アンに会ったそうだ。

  • モリー さん

    今日、図書館に児童室があるのは当然のことと受け止められているのではないでしょうか。少なくとも、この絵本を読むまでの私はそうでした。この絵本は、アメリカの女性図書館員、アン・キャロル・ムーアの物語です。彼女が世界中の図書館に児童室が設置される事にどれ程大きな影響を与えたかを知りました。日本中の図書館に児童室が設置されているのも彼女の活動とそれに影響を受けた多くの女性達のお陰だったようです。「自分の考えをしっかり持った女の子」は世界を変ました。もし、彼女がいなければ私の読む本も半減していたかもしれません。

  • たまきら さん

    こどもは図書館にはいれなかった。本棚には鍵がかかっていた…。本が貴重で、特権階級だけのための物だったころ。女の子は「女の子」を生きなければいけなかった時代…。本当のお話なの?と何度も娘が尋ね、本当の話なんだって!と母もびっくりしながら読む。素晴らしいこども図書室が近くにある生活のありがたさ、努力してきた人たちの素晴らしさに胸が熱くなりました。

  • ごへいもち さん

    知人からのおすすめ本。今あるのが当然と思っちゃいけないんだよね。それが手に入るまでの先人の苦労を思わなくちゃ

  • Roko さん

    現在の図書館には、子ども向けの本がたくさん置かれています。子ども専門の図書館だってあります。そこにはきれいな本がたくさんあってビックリし、思わず手に取ってしまう本もあります。(この本もそうでした) アン・キャロル・ムーアという先駆者がいたおかげで、今のように子供たちが自由に使える図書館ができたということを、この本で初めて知りました。こういうことを学校教育の中で教えて欲しいなと思います。

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アメリカ合衆国テキサス州出身の作家、編集者。ブリガムヤング大学大学院修了後、雑誌編集者をつとめ、やがてフリーランスのライターとして活躍。絵本『図書館に児童室ができた日―アン・キャロル・ムーアのものがたり』がはじめての子どもむけの作品

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