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空はみんなのもの

ジャンニ・ロダーリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784593103430
ISBN 10 : 4593103436
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

空って みんなの空だよね。けっして たりなくなることなんかない。でも、どうして 大地は さかいめだらけなんだろう? イタリアの国民的な作家ジャンニ・ロダーリが軽やかな言葉でつづる、平和を問う絵本。荒井良二さんののびやかな絵が彩り、?さなこどもから??にまで、より多くの人にとどく作品になりました。

【著者紹介】
ジャンニ・ロダーリ : 1920年イタリア生まれ。イタリアを代表する児童文学作家であり、詩人。その作品は多くの言語に翻訳され、親しまれている。1970年国際アンデルセン賞を受賞。1980年没

荒井良二 : 1956年山形県生まれ。絵本、絵画、音楽、芸術監督、舞台美術など幅広く活動し、国内外で高い評価を得ている。2005年、アジアで初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。『たいようオルガン』でJBBY賞、『あさになったのでまどをあけますよ』で産経児童出版文化賞大賞、『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞など受賞多数

関口英子 : 1966年埼玉県生まれ。イタリア語翻訳家。『月を見つけたチャウラ』で須賀敦子翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗

    空はみんなのもの。そう、誰がどこの国で見上げても空はそこにある。だけど、大地には境目だらけ。大地だってみんなのものですよね!線を引いた人間って、、、

  • 天の川

    荒井さんらしい鮮やかな絵。教えてほしいと少年は言う。さまざまな人や動物にとっての空。最後の国旗とフェンスが描かれた絵が添えられた「どうして空はどこまでもつながっているのに 大地はさかいめだらけなんだろう」。そして、青空の下、草原に佇む少年の絵が心に刺さる。…でも、…ロダーリ氏がこの詩を書いたのは約60年前だという。今、空にも境目がつくられている。紛争の影響で日本の航空機はロシア上空を飛ぶことができない。平和への願いがどんどん遠ざかっている現実に言葉を失う。

  • がらくたどん

    少年が空を見上げて考える。もしおじいさんや子どもや八百屋さんや詩人が暮らす街から空を見たら?野ウサギやライオンの居る草原から空を見たら?荒井さんの絵が見せるたくさんの素敵な空は少年が空想するたくさんの「立ってみたい場所」かもしれない。じゃあ表紙の少年はホントはいったいどこに立ってどこの空を見上げているんだろう?もしかしたらあんまり怖くて悲しくてもう地上には目を向けていられない場所なのかも。空を見上げるしかない彼の「問い」が単なる倫理的な問いじゃなく、本当に切実な問いとして迫ってきて、切なくなってしまった。

  • anne@灯れ松明の火

    新着棚で。少年には不思議なことがある。空を見上げる。広い空が広がる。誰の目にも、同じように、空が見える。空はみんなのもの。少年の疑問とは、何だろう? ヘタウマな荒井さんも好きだが、ウマウマな荒井さんは胸にしみる。そして、最後の場面で、少年は疑問を言葉にする。ロダーリさんと荒井さんの想いにハッとする。少年の疑問に答えられる大人はいるだろうか? 3:30

  • ゆっき

    イタリアを代表する児童文学作家であり詩人の巨星ジャンニ・ロダーリ。深い問いかけ。そして画集のような荒井良二さんの絵。心に響く祈りの絵本でした。

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