ジェーン・オースティン

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エマ 中公文庫

ジェーン・オースティン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122000681
ISBN 10 : 4122000688
フォーマット
出版社
発行年月
1991年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,739p

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英国を代表する文芸作品。何度もTVドラマや...

投稿日:2009/11/26 (木)

英国を代表する文芸作品。何度もTVドラマや映画化されており、女性向けのラブロマンスの定番としてみなされている。グウィネス・パルトロウやケイト・ベッキンセールといったエマを演じた女優のイメージで読むと、些かズレを感じるはず。

サニーデイズ さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO さん

    『自負と偏見』や『マンスフィールド・パーク』で上流階級から差別される側の女性を主人公としたオースティンが、今度は上流階級の女性を主人公とした作品。地元の名士であることを鼻にかけ自分では何もかも分かったつもりでいるエマの押し付けがましい態度は、正直、不愉快なものでしかない。だが、恋愛沙汰に首を突っ込まずにいられないゴシップ好きなエマは、イタいところも多いが、女性の典型的な姿でもある。彼女たちが繰り返す騙したり騙されたりといった恋の駆け引きの複雑さは、まさにコメディ。ハリエットやジェインの名脇役ぶりがいい。

  • 紅はこべ さん

    凡百な作家なら、ハリエットかジェイン・フェアファクスをヒロインにしたろう。エマは昔の少女マンガなら、完全に意地悪お嬢様の悪役だ。そんなエマに共感を持たせたオースティンはやっぱり天才。

  • madhatter さん

    再読。正直なところ、本作はやはり、主人公エマよりも脇役達の方が読んでいて面白い。エマの愚かさが他作のヒロインと違い、他者を傷付けるものなので、好きになれないこともある。だがそれ以上に、登場人物それぞれに物語がある気がするのだ。ナイトリーやジェインは勿論だが、特に作中で些か低く扱われているフランクの内面は、全てに言及がある訳でもないから、そこを追うのも面白いと思う。エマの勘繰り(正直これは下司なのもいいところで、うんざりする)に翻弄されて、ジェインにあからさまな当て付けを言った時、彼は何を思っていたのだろう

  • もりおか さん

    自らの思い込みの激しさから長い間同性の友人に対し長期的に見て残酷な仕打ちをしてきたエマをどうしても好きになれなかった。改心と成長の物語というが、ハリエットへの背信を痛悔する訳でもなく、御都合主義に任せてハッピーエンドに終わらせる事に甚だ疑問。自省と懺悔の中から苦悶の解脱の過程を見せて欲しかった。

  • madhatter さん

    再読。オースティン作品の中でも、鑑賞が難しい作品だと思う。まず、本作の面白さの要、人物の行動の意味に推理小説的要素があり、これは再読三読することでわかる。また、時代を考慮する必要もある。当時の階級観念や差別を踏まえているので、これを理解しないと、エマ達は必要以上に不愉快な人物になる。ただ、それ抜きでもエマはイタい(笑)。だが、彼女は自分が間違っている「かも」とは考えられないが、間違っているとわかれば素直に改めることが出来る(但し物凄い遠回りをする。エルトンの時点でやめろ)。故に愛されるヒロインなのだろう。

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