ジェームズ・ヴィンセント

Individuals/organizations Page

Books

計測の科学 人類が生み出した福音と災厄

ジェームズ・ヴィンセント

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806716617
ISBN 10 : 4806716618
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

降雨量と放射線、宇宙の深さ、カロリーと歩数、幸福と苦痛―。われわれはさまざまなものを計測し、世界を理解しようと努めてきた。計測はもはやわれわれの生活に欠かせないものとなっている一方で、知性や嗜好といったものまで数値化し、選別の手段として活用されている。計測の歴史をていねいにひもとき、計測が私たちの住む世界を作っただけでなく、私たち自身をも作りあげてきたことを描く。計測がもたらした光と影に迫る異色のノンフィクション。英『タイムズ』紙サイエンスブック・オブ・ザ・イヤー2022選出!『ニューヨーカー』誌2022年ベストブック選出!『ロサンゼルス・タイムズ』紙2022年書籍賞科学&テクノロジー部門ファイナリスト!

目次 : 第1章 文明の発展と計測/ 第2章 融通の利く計測/ 第3章 世界を測る/ 第4章 計測基準を定める/ 第5章 メートル革命勃発/ 第6章 世界じゅうを区切る/ 第7章 生と死を測定する/ 第8章 メートル法に抗う人々/ 第9章 すべての人たちのための計測/ 第10章 管理される日常

【著者紹介】
ジェームズ・ヴィンセント : ロンドン出身のジャーナリスト兼ライター。『インディペンデント』、『フィナンシャル・タイムズ』、『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』、『ワイアード』、『ニュー・ステーツマン』など数多くの出版物に寄稿している。現在は『The Verge』のシニアライター。本書が初の著書

小坂恵理 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やすお

    度量衡の統一が商業的、政治的、科学的にも重要なのは理解できる。メートルやキログラム、秒がどのように定義されたのか、その必要性や背後にある政治的な話まで含めて解説している。なんとなく知っていることもあるが、詳細を知れたのが良い。度量衡は全世界で統一されるのが望ましいが、米国などはまだ完全にメートルなどの単位に移行しきれていない現状がある。自然発生的に便利に使えている単位が根付いている現状も分かった。では、どうすればグローバルで日常生活を含めて度量衡統一ができるのかの考察がなかったのが残念なところだ。

  • ゼロ投資大学

    「計測」は、言語や娯楽と同様に認知能力の礎になった。測量技術は時代を超えて改良が繰り返され、より良い計測方法が模索され続けてきた。計測を正確に行えることと多くの人に正しい計測の恩恵を受けられるようにすることは確かに有益であると感じた。

  • cafework

    計測が歴史上でどのように議論されてきたか、当たり前と思っている1メートルに込められてきた先人の努力が理解できた。 計測することで作られてきた世界がある反面、計測できることに注目しすぎることの危なさも歴史から学べるとよいと思いました。

  • やっこ

    計測は決して客観的な行為ではなく、常に社会的権力構造と政治的意図に影響される、極めて政治的なツール 計測は一方で科学技術の発展、国際貿易の促進、医療の進歩といった文明の発展に不可欠な基盤を提供 同時に、植民地支配、優生学、差別と排除のシステムといった抑圧的な統制手段としても機能

  • karath__

    色んな国や文明の計測の歴史を凝縮したような内容だった。正直自分には内容が多くて難しかった印象。(文字でぎゅうぎゅうに敷き詰められているんよな。。。) エントロピーという言葉を作って、全てのエネルギーは終わりに向かっているという解釈が、世の中にパニックを引き起こして色んなフィクションの物語がそこから作られていったというのは印象的だった。 いままで計測できなかったものが計測出来るようになることは、便利且つ、知らなくていい事も知ってしまった不幸でもあったんだなと思った。SNSのいいねとか正にそれじゃないかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items