ジェレミー・リフキン

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限界費用ゼロ社会 「モノのインターネット」と共有型経済の台頭

ジェレミー・リフキン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140816875
ISBN 10 : 4140816872
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の“インテリジェント・インフラ”を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。代わりに台頭してくるのが、共有型経済だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。21世紀の経済と社会の潮流がわかる、大注目の書!

目次 : 市場資本主義から協働型コモンズへの一大パラダイムシフト/ 第1部 資本主義の語られざる歴史(ヨーロッパにおける囲い込みと市場経済の誕生/ 資本主義と垂直統合の蜜月/ 資本主義のレンズを通して眺めた人間の本性)/ 第2部 限界費用がほぼゼロの社会(極限生産性とモノのインターネットと無料のエネルギー/ 3Dプリンティング―大量生産から大衆による生産へ/ MOOCと限界費用ゼロ教育/ 最後の労働者/ 生産消費者の台頭とスマート経済の構築)/ 第3部 協働型コモンズの台頭(コモンズの喜劇/ 協働主義者は闘いに備える/ インテリジェント・インフラの規定と支配をめぐる争い)/ 第4部 社会関係資本と共有型経済(所有からアクセスへの転換/ 社会関係資本のクラウドファンディング、民主化する通貨、人間味ある起業家精神、労働の再考)/ 第5部 潤沢さの経済(持続可能な「豊穣の角」/ 生物圏のライフスタイル)

【著者紹介】
ジェレミー・リフキン : 文明評論家。経済動向財団代表。欧州委員会、メルケル独首相をはじめ、世界各国の首脳・政府高官のアドバイザーを務めるほか、TIRコンサルティング・グループ代表として協働型コモンズのためのIoTインフラ造りに寄与する。ペンシルヴェニア大学ウォートンスクールの経営幹部教育プログラムの上級講師。『ヨーロピアン・ドリーム(The European Dream)』はCorine International Book Prize受賞

柴田裕之撮影 : 翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    資本主義の行き着く先とは、協働・共有世界。物理的以上に、心理的な変化受容力が問われる。印象的なのが、自然界の資源活用過程における有効エネルギーの損失の件。パラダイムシフトに伴う痛みは必須も、5W1Hで痛みを知りたいのが人の心。自分の子供たちで垣間見るミレニアム世代の一端・・・。確かに合点が行く言動多々。一方、最終章の日本への提言に、目新しさに若干欠ける気がしないでもない。因みに、巻末の参考文献リストは、いつアクセスしたのか記載多々で、本著の主旨にぴったり。笑。

  • ばんだねいっぺい

     言われるだけあって画期的な未来図を示す啓蒙的な書。 資本主義から新たなパラダイムへ。今から、順調に行けば40〜50年かけて。いろんな物事をタダでシェアする社会に。 でも、根暗な人には住みにくい世の中かもしれない(笑)

  • sayan

    「追加的な」利潤=「追加的な」収入−「追加的な」費用が0になる。だから協働・共有を軸とした社会が来る、うーん・・・理解が足りないのか納得感が小さい。オストロムのコモンズに関する調査記述。P.242 あらゆるコモンズがフリーライダーのせいで破綻する運命にあるというハーディンの主張を否定、個人はそれぞれ市場で直接の私利だけを求めるへの疑問、→近江商人の三方良し、は、コモンズという概念が成立するに必要なセーフティネットとしての社会的な絆をもたらした各者の協働とフィードバックを支えた考え方かもしれない。

  • Miyoshi Hirotaka

    私が上京した1980年代は、電報が字数に、通話が距離に比例する料金体系だった。フルセンテンスの英文を電文に直す社内試験があったし、空き缶に小銭を貯めて独身寮の近隣の公衆電話で順番待ちをした。私の子供たちに話しても理解してくれない。このように何かを成し遂げるための費用はどんどんゼロに近づく。これはコミュニケーションだけでなく、エネルギー、輸送、教育などあらゆる分野に及ぶ。希少性をよりどころとしていた資本主義は衰退し、共有型の経済に移行する。生産者と消費者は区別がつかなくなり、モノは所有から共有へと向かう。

  • Shin

    研修の課題図書で指定されたので再読。前回読んだ時はとても共感できたはずなのだが、今回はずっと首を傾げながら読んだ。まずもって「限界費用が限りなくゼロ」に近づくロジックとしてランニングコストがかからない(実際にはかかる)再エネの普及を前提にしているが、再エネがメインになったエネルギーシステムは「誰かが負担しなければならない」系統調整コストとバックアップコストがかかる。それも莫大に。この部分に気付かないフリをしている時点でなんだかなぁと思う。前回もそう思って読んだはずだが、多分目をつぶってたんだろう。

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